2019年4月13日に、Ver.19.04が発表されました。UBUNTUに対抗して、半年に一度のペースで新版を発表するのでしょうか。前回のメジャーアップデート18.10の時は、MATE版だけでしたが、今回はXFCE版も同時に発表されました。両方インストールしてみましたが、次のような感じでした。完成度は上がっているものの、まだ意図したとおりに機能しない所もチラホラとという感じです。ただ、FreeBSDベースのデスクトップ環境OSは、ほぼこのGhostBSDのみですから、応援してます。

[補足説明]

OSの日本語化

各ユーザーのホームフォルダーの.xprofileに

　　export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
　　export LANG=ja_JP.UTF-8
　　export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8

を指定して日本語化しました。

日本語変換のインストール

SOFTWARE STATIONで、ja-uim-mozcとuim-gtkをインストールして、各ユーザーのホームフォルダの.xprofileに

　　export GTK_IM_MODULE=uim
　　export QT_IM_MODULE=uim
　　export XMODIFIERS='@im=uim'
　　export XIM=uim
　　# execute uim/mozc as daemon
　　/usr/local/bin/mozc start
　　uim-xim &


を指定して対応しました。

FIREFOXの日本語化

メニューから「Addons→Languagge」と行き、「Japanese Language Pack」を追加し、アドレス画面に「about:config」と指定して設定画面を開き、「intl.locale.requested」キーを追加して、それに「ja_JP」を指定して、日本語化します。

THUNDERBIRDの日本語化

メニューから「Addons→Language」と行き、「Japanese Language Pack」をenableし、次に「Preference→Advanced→Config Editor」と行き、そこで「intl.locale.requested」キーを追加して、それに「ja_JP」を指定して、日本語化します。

LIBREOFFICEの日本語化

SOFTWARE STATIONでja-libreofficeをインストールすると日本語版になります。

(2019年 4月27日　記)

12月31日にVer.18.12が発表されました。Ver.18.10が出てから、2ヶ月。開発は結構活発なようです。デスクトップ環境を提供するディストリビューションとしては珍しいですね。サイトのアナウンスによると、以下の手順でVer.18.10からVer.18.12にできるようです。

変更点は、目に見えるところでは、(1) otopkgがsoftware-stationに置き換わった、(2) ghostbsd-driversとghostbsd-utilsが追加された、の2点ですが、使っている限りは特段変わった印象はないですね。software-stationはまだちょっと使えない印象です。

(2019年 1月12日　記)

11月1日にVer.18.10が出ました。UBUNTUあたりのバージョン番号と同じような考え方で、2018年10月版ということでしょう。以前は、デスクトップ環境がMATEのものとXFCEのものが用意されていましたが、今回、発表されたのはMATE版です。XFCE版は止めたわけではなくて、追って発表ということのようです。ベースはTrueOSだとか。インストール直後の状態は以下のような感じです。

インストーラ

私は、ブートマネージャを使っていて、その関係でブートマネージャで確保した領域にインストールすることになります。今までは、結構色々と苦労したのですが、今回は比較的すんなりいきました。ブートマネージャが確保したパーティションにそのままインストールすることはできませんでしたが、ブートマネージャが確保したスライスにパーティションを作成してそのパーティションにインストールすることは可能でした。日本語でのインストールも選択できます。但し、インストール中のメッセージは英語のままでした。私は、nvidiaのグラフィックボードを使っているのですが、OSインストール時にnvidiaのドライバも一緒にインストールされて、ちょっと感動しました。ここら辺は、LINUXよりもスマートな対応になっていると思います。

日本語化

Ver.11.1で不具合があったタイトルバー等の日本語の表示は、解決されていました。日本語入力ソフトはインストールされていないので、自分で追加する必要があります。

システムアップデート

FreeBSDでは見かけないUpdate Managerが用意されていて、これでFreeBSDのアップデートも、インストールしたアプリのアップデートも、一発でできます。これは、FreeBSDに対する結構なアドバンテージですね。尚、私が11月10日頃、アップデートした際は、SLIMのテーマがghostbsdからforestに変わってしまいました。元に戻すには/usr/local/etc/slim.confのcurrent themeをghostbsdにする必要があります。

外部記憶媒体

FATのUSBメモリは、自動的に認識されます。日本語のファイル/フォルダーも大丈夫です。NTFSの外部HDDが自動マウントでエラーになって、ntfs-3gでマニュアルマウントしなければいけないのは、FreeBSDで構築した環境と一緒です。玄人が作ってもこうなのか。

パッケージ管理

OctoPkgがインストールされていて、これで行います。

ウェブブラウザ

Firefoxがインストールされていますが、日本語化は別途作業が必要です。

メールクライアント

Thunderbirdがインストールされていますが、日本語化は別途作業が必要です。

オフィススイート

LibreOfficeがインストールされていますが、日本語化は別途作業が必要です。

画像関係

画像ビューワとしてEyes of Mate、描画ソフトとしてLibreoffice Draw、写真編集ソフトとしてShowwellがインストールされています。

マルチメディア関係

音楽プレーヤーとしてExaile、マルチメディアプレーヤーとしてGnome MPlayer、ディスクプレーヤーとしてMPlayer、ディスクバーナーとしてXfBurnがインストールされています。Exaileは対応フォーマットが少なすぎて使えないので、音楽、動画を問わず、ファイルはもっぱらGnome M Player、ディスクは、MPlayerで再生するのがよさそうです。

その他

PDFビューワとしてAtril、アーカイバとしてEngrampa、テキストエディタとしてPluma、プリンターマネージャとしてCUPS Managerがインストールされています。但し、gutenprintがインストールされていないので、プリンタードライバーの種類が貧弱です。

ということで、以下の作業を追加で行いました。

• Octopkgを使ってja-uim-mozcとuim-gtkをインストールして、各ユーザの.xinircにja-uim-mozcから指定された内容を追記。これで日本語入力が追加されました。
• FirefoxのサイトからJapanese Language Packをダウンロードしてインストール(なぜか、firefox-i8nが機能していない)、about:configで設定画面にいって、intl.locale.requestedを追加してja_JPと設定。これで、Firefoxが日本語になりました。
• Octopkgを使って、ja-libreofficeをインストール。これでLibreOfficeが日本語になりました。
• Octopkgを使って、gutenprintをインストール。これで、私が使うCanonのインクジェット複合機のドライバーが追加されました。
• Thinderbirdは、PreferneceメニューからConfig. Editorを立ち上げて、intl.locale.requestedを追加してja_JPと設定。これでThunderbirdが日本語になりました(こちらは、thundebird-i18nが機能している)。

完成度は、確実に上がっているので、引き続き努力を期待したいと思います。しかし、前回の11.1からほぼ一年経っているんですね。なんとなく、もうちょっと頻繁な方が、と思ったりもしますが、UBUNTUの半年に一度にちょっと無理があるような感じを見ると、こんなところがいいところかなと思ったりもします。

(2018年11月17日　記)

2017/11/16にGhostBSDの11.1が出ました。ベースとなるFreeBSDは、Ver.11.1で、デスクトップ環境は、MATE or XFCEの2種類(64bit版のみ)が用意されています。二つとも試してみました。

インストーラ

今までは、ディスクを丸ごとあてがわないとインストールできなかったのですが、インストーラ側で確保した領域であれば、インストールできるようになりました。一歩前進ですね。今までできなかったマルチブートができました。まだ、先に確保している領域にインストールすることはできません。FreeBSDではできるのになんでGhostBSD(TrueOSもですが)ではできないんだろ。

日本語化

インストーラで日本語が選べるので、起動したらOSは日本語になっています。おお、かなりUBUNTUに近づいたか。それまでもまだ足りない点は二三あります。

1. システムフォントが日本語対応してないようで、ウィンドウのタイトルバーの表示で、日本文字が全て□(白抜き四角)で表示されてしまいます。日本語フォントの追加インストールとシステムフォントの設定変更が必要です。私はVLゴシックをインストールして解決しました。
2. 日本語入力機能がインストールされていません。ja-uim-mozcとuim-gtkをインストールしました。設定は、.xinitrcに設定が必要等FreeBSDの時と一緒です。
3. インストールされているアプリケーションのうち、Firefox, Thunderbird, LibreOfficeは、日本語になっていません。FirefoxとThunderbirdは、アドオンの機能を使って日本語化する、LibreOfficeは、他言語用モジュールを使って日本語化する、というのは、FreeBSDでの作業と一緒です。

日本語OSとして不足なく使うためには、この程度の追加作業が必要です。

周辺機器の機能

• サウンド機能はデフォルトでONになっています。
• 印刷機能もgnome-cups-managerがインストールされています。但し、おそらくは多くの場合gutenprintの追加インストールが必要だと思います。私はそうです。
• DVDの書き込み機能も設定済です。
• オートマウントは機能するけど、ntfsのファイルシステムや日本語を含むフォルダは、mount_msdosfs -D CP932 -L ja_JP.UTF-8やntfs-3gでマニュアルマウントしないといけないところは、FreeBSDと一緒です。設えられたデスクトップ環境だからといって、プラスアルファがあるわけではありません。
• nVidiaのグラボ挿してたらnVidiaのドライバーが自動でインストールされるなんてことは、当然ありません。このインストールもFreeBSDと一緒です。pkgでパッケージからインストールして、/boot/loader.confに書き込んで、nvidia-xconfigを実行(/usr/local/etc/X11/xorg.conf.dにconfファイルを書く方が丁寧ですが)してという手順です。

使ってみて

アプリケーションは、一通りインストールしてあって好印象です。ウェブブラウザ(Firefox)、メールクライアント(Thunderbird)、オフィス・スイート(LibreOffice)、メディアバーナー(XFBurn)、書庫マネージャー、テキストエディタ、ドキュメントビューワ、画像ビューワ、スクリーンショットあたりがインストールされています。私は、Gnome-GamesとGIMPを追加でインストールしました。メディアプレーヤーはMPlayerがインストールされているのですが、うまく動かないので、VLCを追加で入れました。それからGUIのパッケージしマネージャーOctoPkgがインストールされています。便利ですね。FreeBSDにも用意されているようなので、こちらにも入れるようにしましょう。FreeBSDにないなと思ったのは、Update Station。アップデートがあるかどうかを知らせてくれるものです。

1年前に比べるとTrueOSの動作もかなり改善されたので、デスクトップ環境も含めたパッケージとしては、TrueOSとGhostBSD、どちらでもお好みでどうぞ、といえる状態になったのですが、動作の軽さとウィンドウのタイトルバーの日本語表示の対応で、GhostBSDに軍配かな。ただ、どちらにしてもUBUNTUあたりにはまだまだ及ばないところがあって、システムフォントの日本語化、グラボのドライバーのインストール、日本語入力機能は、インストーラで対応して欲しいなと思います。

(2017年12月 9日　記)

8月末にGhostBSDの10.3が出ました。ベースとなるFreeBSDは、Ver.10.3で、デスクトップ環境は、MATE or XFCEの2種類が用意されています。私は、MATEのi386版(32ビット)をインストールしました。

インストーラ

今までとは違ってこけはしなかったんですが、インストールするスライスを指定するところで、先に進めなくなりました。私は既に別のブートマネージャーで確保した領域にインストールさせたいのですが、既に確保された領域を選択すると、削除するか元に戻るかの選択しかなくて、先に進めないのです。で、これ以上は、断念しました。ノートブックPCはこれ以上やりようがなかったのですが、デスクトップPCはまるまる一つ預けてもいいHDDがあったので、これにインストールして後からブートマネージャーに認識させるという方法で、なんとかインストールできました。私みたいに先に確保した領域にインストールするというのは滅多にないパターンだと思いますが、対応してほしいなぁと思います。それを別にするとインストーラで日本語が選べるようになっていてこれは大きな進歩です。私にとって機能に不足はありますが、今までとは違ってちゃんと動くのがこれまでとの違いです。

日本語化

インストーラで日本語が選べるので、起動したらOSは日本語になっています。おお、かなりUBUNTUに近づいたか。それまでもまだ足りない点はいろいろあります。インストールされているアプリケーションのうち、Firefox, Thunderbird, LibreOfficeは、日本語になっていません。FirefoxとThunderbirdは、アドオンの機能を使って日本語化する、LibreOfficeは、他言語用モジュールを使って日本語化する、というのは、FreeBSDでの作業と一緒です。ただ、どうもデフォルトのフォントの機能が十分ではないようで、これらのメニューが文字化けします。その問題を解決するために日本語フォントの追加インストールが必要です。私はVLGothicsをインストールして解決しました。それから、日本語入力機能がインストールされていません。ja-uim-mozcをインストールしました。設定は、FreeBSDの時と一緒です。日本語OSとして不足なく使うためには、この程度の追加作業が必要です。

周辺機器の機能

サウンド機能はデフォルトでONになっています。印刷機能もブラウザによらないちゃんとしたものがついています。ただ、私がつないだCanon MX420は、そのままではドライバーがなくて、gutenprint-cupsをインストールして動くようになりました。DVDの書き込み機能も設定済です。オートマウントもちゃんとついています。ntfsのUSB-HDDをntfs-3gでマニュアルでマウントしないといけないところは、FreeBSDと一緒ですが。一通りの機能はちゃんと押さえてあります。
nVidiaのドライバーは、当然ながらインストールされていません。このインストールもFreeBSDと一緒です。pkgでパッケージからインストールして、/boot/loader.confに書き込んで、nvidia-xconfigを実行してという手順です。

使ってみて

アプリケーションは、一通りインストールしてあって好印象です。Firefox(ウェブブラウザ)、Thunderbird(メールクライアント)、LibreOffice(オフィス・スイート)、XFBurn(メディアバーナー)、Engranpa(書庫マネージャー)、Pluma(テキストエディタ)、Atril(ドキュメントビューワ)、メディアプレーヤー、画像ビューワ、スクリーンショットあたりがインストールされています。FreeBSDにないなと思ったのは、Update Station。アップデートがあるかどうかを知らせてくれるものです。パッケージマネージャーまでの機能はなくて、それは残念ですが。ちなみに機能の追加等は、パッケージで行うことを基本にしているようです。
備わっている機能は、こういうところですが、軽いですし、安定してちゃんと動きます。こんなことを書かないといけないのは、TrueOSが、エラー吐きまくり、アプリ落ちまくりだったりするからですが、しかし、改めて、いいなぁと思います。

FreeBSDベースのデスクトップOSは、TrueOS(PC-BSD)が最も有名だと思いますが、圧倒的にこちらを薦めます。

(2016年10月 8日　記)

9月中旬にGhostBSDの10.1が出ました。ベースとなるFreeBSDは、Ver.10.1、デスクトップ環境は、MATE or XFCEの2種類が用意されています。今度はブートマネージャーを経由せずにHDD丸々一個あたえてインストールしてみましたが、それでもディスクにインストール領域を確保している時点でこけました。うーん、だめですね。

(2015年11月 7日　記)

10月3日にGhostBSDの4.0が出ました。ベースとなるFreeBSDは、Ver.10.0、デスクトップ環境は、Mateということで、インストールしてみましたが、インストーラのパーティションを操作する画面でこけてダメです。私は、ブートマネージャーを使っているので、それで確保したスペースに対応してくれないとダメという制約はあるんで、普通にハードディスク全体をあてがってやればうまくいくのかもしれませんが。ただ、3.5ではうまくいっていたので、やっぱりスペックダウンだよなぁ。

(2014年10月18日　記)

DesktopBSDの開発がほぼストップした後、PC-BSD以外のデスクトップリリースとしてこのGhostBSDがあって、Ver.2.0の頃から注目していました。(DesktopBSDは、Webサイトもトップページだけになり、ダウンロードもできなくなりました。残念。でも、KDE3は、ほぼ死んでいる状態で、他の環境で開発を始めるとすると、別のリリースとして新しく開発した方が通りが良いのも事実だったかも知れません。)Ver.2.0の頃は、インストーラもなくライブシステムとして使うしかありませんでした。Ver.2.5あたりでインストーラがパッケージに入ったりしたんですが、あまり出来が良くなくて、サードパーティのブートローダーではうまくインストールできなかったと思います。で、今回のVer.3.5ですが、なんかRC1とかRC2とかえらくバージョンの切り方が本格的で「これは期待できるんではないかと」思ってました。

で、先月、11月(だ思うんですが)にVer.3.5の正式版がリリースされました。デスクトップ環境は、いろいろあるんですが、Xfce版とLxde版をダウンロードしてインストールしてみました。前は、Gnomeが標準のデスクトップ環境だったと思いますが、やめたんですね。ちと、残念。DVDから起動するとまずはライブシステムが立ち上がります。このままライブシステムとして使うことができますが、デスクトップ上にインストーラのアイコンがあって、これをダブルクリックするとインストーラが立ち上がります。インストーラは、FreeBSDのbsdinstallをGUIにした感じの操作感で、FreeBSDに慣れていれば、まごつかないと思います。かなりこなれています。インストールした後システムも使ってみましたが、軽いですね。使っているデスクトップ環境、Xfce, Lxdeとも軽さが売りなのでそれはそうなのですが、Xubuntuとかと比べてもかなり速いです。やっぱり、OSとしては、BSDの方がLinuxよりもしつらえが良いのかなぁ。

GhostBSDの日本語化

GhostBSDは、DesktopBSDと同様恐らく欧州で開発しているようで、DesktopBSDと同様、インストールはデフォルトでは英語です。PC-BSDやUbuntuファミリーのようにインストール時に日本語を選択できたりしません。ただ、インストール後にOSを日本語にするのは、DesktopBSDに比べると圧倒的に簡単です。ログインマネージャーは、GDMベースなのですが、ログインするユーザーを指定すると、画面下に言語とキーボードを選択するリストボックスが表示されるので、JAPANESEを選択すると、OSが日本語になるのは、もちろんのこと、殆どのアプリも日本語になります。ただ、表示はしょぼいし、日本語変換がインストールされていないので、これは自分で足してやる必要があります。package managerがついているので、これを起動してjapanese/font-std, japanese/font-vlgothic, japanese/font-takaoあたりをインストールして、更にjapanese/scim-anthyをインストールします。特になんの設定をしなくともフォントは綺麗になったし、日本語入力も使えるようになりました。すごい!!

ここまでやって、日本語になっていないのが、Firefox, Apache Open Office, Package Manager, Thunderbirdの4つのアプリです。(なんか、DesktopBSDの時と一緒ですね。)。Package Managerは、GhostBSDオリジナルでしょうから、これの日本語化は無理でしょう。Package Managerを使ってこれらを日本語にするのが楽なのですが、2013年12月8日時点では、

• Thunderbirdは、thunderbird-i18n-17.0.8をインストールして、起動後にlocale switcherで言語を日本語にすればOKです。
• Firefoxは、Ver.23のi18nが用意されていないので、一旦アンインストールしてから、firefox-esr-17.0.8,1とfirefox-i18n-17.0.8をインストールする。(それでもLangeage Packは、自力で引っ張ってこないといけなかったような。)
• Apache Open Officeを日本語化するのは、再ビルドになって極端にやっかいなので、これをアンインストールして、libreoffice-4.0.4_1とja-libreoffice-4.0.4_1をインストールする。(ただ、これでも起動用のファイルが欠けていたような。)

が現在取れる対応です。これでも日本語化はうまくいかなくて、ちょっと力及ばすの所があるのですが、このPackage Managerは、FreeBSDの公式FTPサイトの./packages-9.2-release/を参照しているので、力及ばずの所は、まあ、GhostBSDの責任というよりは、FreeBSDの方の責任ということになるのでしょうか。ただ、FreeBSDは、新しいパッケージ管理モジュールpkgngの導入とそれ用のパッケージの整備に力を注いでいるので、それが完成して、GhostBSDがそちらを参照するようになれば、問題は解決するのでしょう。

GhostBSDのアップデート

上記の日本語化の問題をちゃんとしようとすると、当面の所は最新portsを導入して、それからビルドすることになりますが、そうすると全体のアップデートを先にしないと、OS自体の動作がおかしくなります。なのですが、portmaster -L | grep "New"してみるとLxde版で約100程度のモジュールを更新する必要があって(Xfce版はもっと多いと思います。)、こうなると/usr/ports/UPDATINGを見ながら、アップデート計画を立てて進めていかないとどこかで嵌る可能性が高いです。で、これも実は結構面倒ではありますが、超えないといけない壁ですね、GhostBSDを使うのであれば。ただ、私の印象ではPC-BSDよりもこちらがお勧めです。

(2013年12月14日　記)