VirtualBoxにGuest OSとしてインストールする場合は、以下の作業を行うことをお勧めします。解像度設定の自由度が増すとか、マウスカーソルがシームレスになるとか、いろいろと使いやすくなります。作業は簡単です。

作業の際は、rootでログインするか、一般ユーザーでログインした後、suでrootユーザーになってください。

1. グラフィックスコントローラーの設定

仮想マシンを作成したらVirtualBoxの設定ボタンを押して設定ダイアログを表示させてください。

「ディスプレイ」画面を開いて、「グラフィックスコントローラー」で「VBoxSVGA」を選択してください。デフォルトはVMSVGAでこれをVBoxSVGAに変更すると以下のようにエラーメッセージが出るのですが、VBoxSVGAにしてください。VMSVGAだとGuest Additionsの機能が使えないのに加えて、マウスカーソルがちらつくとか画面表示が乱れます。



2. virtualbox-ose-additionsのインストール

VirtualBox Guest AdditionsのFreeBSD用に相当するvirtualbox-ose-additionsをインストールします。コマンドプロンプトで

　　# pkg install virtualbox-ose-additions[ENTER]
と打ちます。
3. rc.confの編集

起動時に必要なサービスが起動するように、/etc/rc.confに以下の記載を追加します。

　　vboxguest_enable="YES"
　　vboxservice_enable="YES"
　　vboxservice_flags="--disable-timesync"
と記載してください。

補足情報

• 現時点のvirtualbox-ose-additionsはi386版では使えなくて、i386の場合は代わりにvirtualbox-ose-additions-lebacyをインストールします。(2021年 4月24日)
• 13.1-RELEASE-p1のi386でvirtualbox-ose-additions-lebacyが機能しません。12.3-RELEASEのi386では問題ないのですが。(2021年 8月20日)

[その他の情報]

なお、このページを書くに当たって、以下の記事を参考にしました。

• 「FreeBSD Handbook (英語版)」の「FreeBSD as a Guest on VirtualBox」のページ
• 「FreeBSD Forums」の「Xfce Full screen not working in XFCE on a FreeBSD guest OS on VirtualBox」のページ
• 「it-swarm.jp.net」の「VirtualBoxのVBoxVGA、VMSVGA、VBoxSVGAの違いは何ですか？」のページ

今回のセットアップでの主なモジュールのバージョン
virtualbox-ose-additions	6.1.36
virtualbox-ose-additions-legacy	5.2.44_3

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(2021年 3月13日　記
2021年 8月20日　更新)