• Windows10のサポートは2025年10月まで

Windows10のサポート期限は、2025年10月までだそうです。会社のPCも2024年秋頃にはWindows11に切り替えるようで、前もって慣れておこうと思って、自宅のPCもWindows11に変えることにしました。今使っているのはIntel Core-i7 7700Kで、Windows11には対応していないということで、PCごと変更になります。ベンチマーク取ると今年あてがわれた会社のノートPCと遜色ない性能なので、まだまだ使えるんですけどね。デスクトップとノートだと5年以上の性能差があるので、やっぱりデスクトップです、私は。構成の自由度も大きいですし、買ってから7年経ってこれですから、結果的に長く使えるでしょうし。

まずはCPUから選ぶんでしょうが、AMD Ryzen9 7900にしました。最近AMDががんばっているんで久々にAMDのCPUにしようかということと、せっかくだから性能の高いCPUにしようと思ったのと、処理能力が求められる仕事は実は大してないので消費電力が少ないCPUにしようかの3点で選んだ結果、Ryzen9 7900に落ち着きました。AMDのCPUは、2000年に買ったAthlon800以来なので、ほぼ四半世紀ぶりですね。

• 導入でしこたま手こずりました

導入はしこたま手こずりました。前回のIntel Core-i7 7700/ASUS PRIME H270M-Plusがほぼノートラブルで組み上がったのとは大きく違います。とりあえず列挙すると、

• 電源を入れた後、UEFI画面が表示されず。結果、起動しているのかどうかが分からず。
• 瞬間的に表示されるようになったので、Windows11をインストールして見るも再起動後にモニターに何も映らず。
• テレビ(1920x1080)につないだら表示されたので、これでインストールを進めてとりあえず、インストールはできた。
• マザーボードは特にこだわらずPRIME A620M-Aにしたが、拡張スロットがPCIe3.0x1で手元の10GB LANカード(PCIe3.0x4)が刺さらず。PRIME B650M-A-CSMに買い換え。
• Ryzen9 7900をPRIME B650M-A-CSMに取り付ける際、CPUをソケットの上に落としてしまい、電極をいくつか曲げてしまう。構わずつけたところ、全く起動せず。CPUをPRIME A620M-Aに戻しても起動せず。CPUをお釈迦にした模様。CPUとマザーボートをそれぞれサービスに出す。CPUは無償交換、マザーボートは有償交換となる。
• 新しいCPUとマザーボードで再度組み立て。電源投入後UEFI画面が表示されないのは、PRIME A620M-Aと一緒。テレビ(1920x1080)に接続して作業継続。
• なぜか起動に3分ほどかかるようになる。パーツを一つずつ足しながらくみ上げていったが、何度も起動した結果、この作業に半日費やす。
• 昔の調子でUEFIを調整しようと設定を変えたところ起動しなくなる。UEFIを再度ロードし、指示に従い最適化したところ、デフォルトからパラメータが一つ変わり再度起動不能に。
• 再度UEFIをロードし、起動可能に。4Kモニターに接続。
• PRIME A620M-A時代にインストールしたOSが起動して動作しているが、なんとなくギクシャクしているので、クリーンインストール。
• OSインストール後の再起動でまたモニターに表示されないようになり、テレビ(1920x1080)に接続して作業継続。

で、なんとか使用できるようになりました。私の判断ミス、作業ミスもありますが、AMD側の問題とおぼしきものもあり、Intelより扱いがナイーブかなぁという印象です。

• 今回のPCのメンバーは

パーツ買ってから動くようになるまで、ほぼ3ヶ月。まあ、長かったですね。でも、いい感じで使えています。今回のPCのメンバーを整理しておきましょうか。

CPU

AMD Ryzen9 7900

マザーボード

ASUS PRIME B650M-A-CSM

メモリ

PC5-44800 DDR5-5600 128GB (ADATA-32GB x 2枚, KLEVV-32GB x 2枚)

ストレージ

CFD SFT6000e NVMe PCIe Gen4×4 M.2-2280 2TB

LANカード

ASUS XG-C100C

ビデオカード

ASUS PH-GTX1050-2G

LANカードとビデオカードは、前のPCからの使い回しです。

さて、期待の処理スピードです。数字はCrystalMark2004のものです。

• CPUのスコアは、約1,600,000。7700Kが450,000ほどだったので、3.5倍くらいになってますね。ちなみにその前の常用Core i5-750は、230,000程だったので7倍、デスクトップデビューしたAthlon800は16,000だったりので100倍です。なんとなくですけど、AMDが元気な時期はCPUの速度改善のスピードが上がるような気がします。
• メモリのアクセススコアは、380,000。7700KのマシンのDDR4-2400が70,000ほどだったので、5.5倍ほどですか。i5-750のDDR3 1600が43,000ほどなので8.8倍、Athlon800のPC133が1,000なので380倍。ここの進歩が一番大きいのかな。
• ストレージは、同じNVMe M.2-2280ですが、今回のがPCIe Gen4 x 4、前回がPCIe Gen3 x 4なので、一世代違うんですかね。120,000と70,000なので、1.7倍違います。ちなみにi5-750の時はSATAのSSDでしたが、これか22,000、Athlon800の時はIDE Ultra DMA/100で3,000ということで、それぞれ5.5倍と40倍です。
• LANカードとビデオカードは変えていないので、こちらは性能差なしです。ネットワークスピードはデータがありませんが、PC性能とは別に世の中の回線スピードが大きく進歩しましたからね。ビデオカードは私がそもそもそんなに早いカードを買わないので、性能差は2倍程度です。

7700Kに全く不満はなかったのですが、新しくするとやっぱり性能差は歴然ですね。余り気にもしていませんでしたが、7700K、もう7年も使っていたんですね。しばらくは、この7900を相棒にします。

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(2024年 3月30日　記)