ASUS Zenfone10 [SILVER SACKの自画自賛]

スマホはコンパクトなほうがいい

アンドロイド最速スマホとしてZenfone7proを買ったわけですが、「ちっちゃいスマホがあればそれ買うんだけどなぁ」とは思ってました。やっぱり電話なわけですから、片手で持って操作できる位の大きさが良いです。そんな願いが通じたのか、Zenfone8からは小さくなって良い感じにサイズになりました。なったんですが、別の理由で乗り換えられなくなりました。SDカードスロットがなくなってしまったんです。世の中音楽なんてサブスクで聴く時代だから、スマホにそんなに容量要らないよね、という判断だったんでしょうが、こちとら50年前の音源を聞き続けているクチなので、それが入る容量はいるんですね。音楽だけで250GB。SDカード入れらんないんだったら、内蔵で512GB要ります。なんですが、最大容量256GB。ダメだぁ～～～。Zenfone9も512GBモデルは出ず。

ASUSは、毎年秋口になるとZenfoneの新モデルを発表していました。2020年Zenfone7、2021年Zenfone8、2022年Zenfone9。夏あたりから「もうそろそろ次のZenfoneのニュースが出始める頃だよなぁ。」と思っていたら、Zenfoen10の情報が出てきて、今度は512GBがあるとのことで、「これは、買い換えるっきゃない。」となりました。

即刻買いました

Zenfone10は、9月6日に発売が発表され、発売開始は、9月8日でした。すぐ買っても良かったのですが、9月10日に資格試験を控えていて、動くのは試験の後と決めていたので、注文したのは9月11日、届いたのは9月12日でした。機種入れ替えをしたのは、9月16～18日の週末でした。入れ替えで手こずって、使えるスマホがなくなってしまっては困りますから、安全策を取りました。入れ替えは、うまくいった所もあり、手こずったところもあり。Asus Phone Cloneであらかた中身は移せたのですが、アプリの設定などはちょっと手こずったのもありました。250GBの音楽の転送は手こずりました。ファイル転送とPCのエクスプローラーが同時に動いていると不安定でなかなか転送できず、PCのエクスプローラーだけで操作すると安定して転送ができることに気づくまで、1時間ほどかかりましたかね。結局10時間仕事でした。

その後も元の通りの設定になっていないところがちょくちょくあって、一通り思った動作になったのは、使い始めて二日後の18日でしたかね。

Zenfone10は如何に

ちょうどiOS17への対応の関係で、会社の携帯もiPhone8からiPhoneSEⅢに変わったので、比較してみましょうか。

項目	Zenfone10	Zenfone7Pro	iPhoneSEⅢ	iPhone8
サイズ	146.5 x 68.1 x 9.4 (mm)	165.0 x 77.2 x 9.6 (mm)	138.4 x 67.3 x 7.3 (mm)	138.4 x 67.3 x 7.3 (mm)
重さ	172g	235g	148g	148g
チップ	Snapdragon8 Gen2	Snapdragon865Plus	A15 Bionic	A11 Bionic
Geekbench6(CPU)	1992/5402	1219/3269	2255/5513	1091/1702
Geekbench6(GPU)	9017(OpenCL)	3358(OpenCL)	17591(Metal)	4446(Metal)

これがここ3年間のスマホの頭脳の進歩ですかね。Zenfone7Pro買った時は、アンドロイドの最高峰と思っていたのですが、そこから更に倍も能力が上がっています。iPhoneの性能も同じように上がっていますね。iPhoneSEⅢのA15は、iPhone13に使われているものと同じだそうですが、今はiPhone14, 15とあるわけですから、iPhoneのハイエンドは更に上ということです。

使い初めて一週間も経っていませんが、使う度「ああ、変えて良かった」と思いますね。動作が軽くて応答が良いので、ストレスが減りますね。後、分かっていたことですが、小さくて軽い。特に軽さは手にする度、「おっ」と思います。

使用頻度が多いカメラですが、これは実は現時点ではまだ余りありがたみを感じていないです。カメラの切替の操作にまだ慣れていないからかもしれません。ズームの倍率変更はUIを工夫した感じがあるので、使い慣れると、印象が変わるかもしれません。

Zenfone7Proのオーディオは、Zenfone3より良くなったとは思うものの、残響音を強調した結果付帯音で音像がぼけるという音質で、好みではなかったのですが、Zenfone10の音質は、付帯音がなくなってスッキリし、好みの音色になりました。スマホで音楽を聴くのが復活するかもしれません。ただ、オーディオに関しては、ちょっと不可解なスペックダウンがあります。Zenfone7Proでは問題なく再生できていたDSD形式の音源がZenfone10では音楽ファイルとして認識されず再生もできないという状態です。まあ、Sony Music Centerがあれば、再生できるので、致命的ではないですが。

ところで、ASUSはなんか経営がしんどそうです。携帯の開発部隊の整理、統合を進めているようで、Zenfoneは10が最後なんてニュースが出たこともありました(ASUSは即座に否定しましたが)。私はASUSのファンなので、応援し続けようと思います。ガンバレ、ASUS。

(2023年 9月23日　記)

Zenfone10継続です

ASUSのZenfoneは今12まで出ていますが、Zenfone11からはまた大型路線に変更になりまして、小型高性能スマホが望みの私は、Zenfone10継続となりました。SDカードスロットが復活する、DSPファイルが再生できるようになる、ということがあれば、検討するかもしれませんが、それがなければ決心はゆらぎません。それ以外に特に不満はないですしね。

ファイルコピーの話

SDカードスロットにこだわる理由がオーディオファイルなんですね。私の場合聴く音楽の大半が50年前のものなので、サブスクに頼るのはかなり危険ですし、デジタルHi-Fiオーディオ用に設えた音源をそのまま聴きたいので、これをスマホにコビーする作業が避けて通れないのです。容量、300GB。

で、このコピー作業が鬼門です。SDカードが使えれば、この悩みが解消します。それはともかく、当面はこの問題に付き合わざるを得ないので、ここら辺の情報を整理しておきます。自分のための備忘です。

Zenfone10のファイルマネージャーにファイル転送の機能があります。転送のためのURLを設えて、ウェブブラウザ経由でファイルをやりとりするものですが、これ、できるのはファイルの転送だけで、フォルダーの転送はできないので、私がやろうとしていることには使えませんでした。
Window11にスマホ連携機能が追加されました。これをONにするとエクスプローラーにZenfone10が表示され、ファイル転送ができるようです。ですが、転送してみると、エクスプローラー上は転送されているものの実際には転送準備ができただけのようで、転送されたかどうかが確認できない。ちょっと使い物になりませんでした。ちょっとのファイル転送なら問題ないんでしょうが、200GBではちょっと、でした。
Zenfone10をUSBケーブルでPCに繋ぐと、Zenfone10に接続を何に使うか確認するメッセージが表示されて、それに「ファイル転送」を選択すると、エクスプローラー上に「MTP USBデバイス」という表示が現れて、ファイル転送ができるようになります。2年前はこれで200GBのファイルを転送したのですが、今回は途中で切れて最後まで行きませんでした。OSが痛んでいるんでしょうね。
で、最後に使ったのが、Google Drive経由での転送。PCからGoogle Driveに転送して、Google DriveからZenfone10に転送すると。クラウドストレージへの転送はローカルの転送より一桁遅いのに加えて、転送が2回になりますから、かかる時間は大幅に増えるのですが、これで最後まで転送できました。

(2025年10月18日　記)