☆ 足裏マッサージ

中国、香港は、日本のテレビでも結構頻繁に紹介されているように思います。中国は、生活インフラのレベルが上がって、日本から行ってもそれほど違和感なくなったと思いますし、香港もSARSの打撃から立ち直って、気軽に行ける海外ということで再浮上しているように思います。香港ツアーのウリといえば、ショッピングと香港スイーツともう一つが、マッサージになると思います。特に中国(含む香港)らしいと思われているのが、足裏マッサージではないでしょうか。私は、所謂按摩は殆ど受け付けない(全身按摩などはやってもらうと大抵逆に体が痛くなったります。)体質ですが、足裏マッサージはかろうじてOKで、しかも足裏マッサージだとマッサージ中、マッサージ師さんと語学の練習もかねてお話ができるということで、ちょくちょく行きます。

☆ 各地の足裏マッサージ

行ってみた所での感想などをつらつらと書いていきたいと思います。

香港

個人的には、香港の足裏マッサージはあんまり行きません。一つは、広東語しか通じないので、意思疎通ができないんですね。英語も中国語もダメです。痛かったので、英語や北京語で「もう少し弱くやってくれ」とお願いしたら、にっこり笑ってくれただけでした(言ったこと、なんにも理解してない様子)。それから、マッサージがかなり強めです。日本のテレビで「痛いということはそこが悪いということを意味している。痛いということは効いているということ。」なんとことをいっていたりするせいか、強くやれば喜んでくれると思っているようです。技術も大したことないように思います。中国だと、一応学校に通って、一年か二年くらいは勉強するんで、それなりに正式に学んだ人がやるんですが、香港だとなんかそんな訓練はしていないような気がするんですね、全くの推測ですが。後は値段が中国よりは高いんで。大体、一時間HKD120程度です。中国の倍以上なので、中国で行くようになってしまうと、香港で行くのは経済的にちょっと勇気が要ります。日本語ができるとかいうところは更に倍しますし。
そこそこ雰囲気がよくて、外国語対応も比較的充実している店を一軒見つけました。「満足(Foot House)」(TEL:2811-9775, 2811-9776)という店です。場所は太古なので、旅行者はちょっと行きにくいと思います。太古在住の日本人には魅力的かもしれません。東洋っぽい雰囲気を狙いながら、ガラス張りのこぎれいな雰囲気で、銅鑼湾とか尖沙咀にある足裏マッサージ屋とは全く雰囲気が違います。受付のマネージャーがきれいな英語をしゃべっていて、更に日本語がそこそこできる人もいて、外国語対応という点では知ってる限りの香港の足裏マッサージ屋とは雲泥の差です。マッサージ士も片言の英語/日本語ができてこれも得点高いです。足裏マッサージは一時間HKD165でした。高めですが、薄暗い他の店よりは私はこちらを選びます。ただ、どうも経営が苦しいようで、一生懸命上のコースに誘ったり、回数券を売ろうとしたり、ちょっと気になるところもあります。

上海

会社の事務所が淮海路にあってもっぱらこの近辺に泊まるので、知っている店もこの近辺になります。値段は、一時間RMB60程度なので、香港の半分です。まだ、お気に入りの店は見つかっていなくて、放浪状態です。「淮海マッサージ」(淮海路/瑞金路近く)、「易経堂」(陜西路/巨鹿路近く)とあと3件くらい行っていますが、値段/技術とも大差ない印象です。「易経堂」は、ちょっと雰囲気のある内装で良い感じですが、技術的には店の雰囲気の印象ほどの差はないです。ただ、ここは外人の客が多くて、マッサージに関しては英語、日本語でのコミュニケーションができるので、そういう意味で勧められると思います。私は中国語の練習も兼ねているので、それはプラスポイントにならないのですが。

北京

結構、行き始めの時期に気に入った店が見つかったので、そんなに多くの店に入っていません。店は二極化していて、豪華な内装の部屋の一時間RMB150程度の高級店と北京の一般的な部屋の一時間RMB40程度の店に分かれます。3件ほど行っていますが、長富宮飯店近くの「良子健身」が私のお気に入りです。結構派手な入り口だし、ガイドブックで結構紹介されている北京ダック屋「鴨王」と同じ建物なので、分かりやすいと思います。非常に店の作りが中国的で且つ高級感があって、結構リッチな気分に浸れるサービスもあったりするからです。足裏マッサージはマッサージ士の経験で「並」「高級」「超高級」とあります。並100分RMB120程度、高級で100分RMB150程度、超高級で100分RMB200程度で値段は高いですが、その価値はあると思っています。香港の一時間HKD120は、それほどきれいでもない狭いスペースで、普段着のマッサージ士にしてもらうので、全然違うんですね。先日、「高級」をやってみたのですが、技術が全然違いました。痛いことは痛いんですが、やってもらっているうちにだんだん痛くなくなってくるんですね。で、してもらった後はホントに足が軽くなって、あんな経験は初めてでした。

(番外編)バリ

「1. バリのビーチリゾート -サヌール地区-」でも書きましたが、バリでも足裏マッサージに行きました。技術的には、香港の一般的なレベルと大差ないと思います。日本人観光客も多いところなので、コミュニケーションも問題なかったし。(痛いので「もう少し弱く」といったら「もう十分弱いです」とか「これ以上弱くできません」とか言われて、そのまま一時間うめいていたといったこともありましたが。)値段は、一時間Rp.30,000で(約HKD30)なので、北京よりも安いです。

そのほかにも重慶空港国内線ターミナルにあった足裏マッサージにも行ったことがあります。上海並みの値段で、北京の高級店並の雰囲気でよかったです。技術はまあまあというレベルでしたが。今後も新しい店に行ったりしたら、情報を追加していこうと思います。

(2007年 9月30日　記)
(2007年11月28日　追記)