☆ ピンクドルフィンとは。

ピンクドルフィンとは、学名サウサシネンシスというイルカのうち、中国、ベトナム、タイの河口付近に住む体表がピンク色のイルカです。ピンク色になる理由はよくわかっていないそうですが、透明度が低くて外敵が少ない浅い海に生息しているため、目立たない色にする必要がなかったためではないか、といわれているようです。ピンク色なのは大人の雌で、大人の雄は白、子供は灰色、赤ちゃんは黒だそうです。(全てこのツアーの受け売り。)

☆ 香港のピンクドルフィン見学ツアー

というわけで、香港は世にも珍しいピンク色のイルカを見られる所なので、当然香港に居たら「ピンクドルフィンの見学」は外せない訳です。(といいつつ、書いている本人が香港に来て二年近く経ってから行っているのですが。いや、香港の海のあまりの汚さに「見られるわけない。」と勝手に決めてしまっていたためです。)

ピンクドルフィン見学ツアーは、Hong Kong Dolphinwatch Ltd.がやっていて、英語、中国語のツアーは、水、金、日曜日、日本語のツアーは、週4～6回、予約に応じて行っているようです。私たちは、パンダトラベルを通じて申し込みましたが、直接Hong Kong Dolphinwatchに申し込んでもいいようです。香港島側は8:30にピックアップ、九龍側は9:00にピックアップで、バスで東涌まで行き、そこから船に乗って新界西端と香港国際空港の間の海でイルカを見て、12:30位に東涌に戻り、13:00に九龍で解散するというスケジュールです。イルカを見ているのは、ざくっと二時間くらいです。

イルカを見る場所は、香港国際空港と青山発電所の間の海からイルカの保護区になっている龍鼓洲島あたりまでだそうです。私たちが行った時は、香港国際空港と青山発電所の間で見ました。見られるスポットを探し当てるのに30分くらいかかりましたが、スポットに当たった後は、間断なく見えていました。間断なくというのは、言い過ぎですね。5分に一遍位です。ピンクドルフィンは、3～4頭の群れで行動するそうですが、3群れくらいが入れ替わり立ち替わり顔を出していた感じです。距離は船から30～50mくらいでしょうか。頻度もともかくとして、イルカたちは、ホント何も恐怖心なしにヒョッヒョッと水面から顔を出していて、えらく無邪気なことにも感動しました。

私が行った日は、10人ほどの日本人(英語ができる香港人もアテンドで来ていましたが。)で、こちらのリアクションも結構なところがありました。(うちの家族も含めてですが。)ピンクドルフィンが、ちょっと見えたといっては黄色い歓声を上げ、あっちに見えたといっては、甲板を飛び回って、という案配で、かなり盛り上がってました。ただ、船で二時間で、しかもイルカを追いかけて、移動するわけですから、船酔いの対策はしっかりしていった方がいいでしょう。うちらがいった日は天候もよく、波も静かだったんですが、下の子が後半ぐったりしていました。

☆ ネット上の情報

Hong Kong Dolphinwatch Ltd.	ピンクドルフィン見学ツアーの主催会社
パンダトラベル	ここからも申し込めます。
JTB香港	ここからも申し込めます。(「日本語定期観光マイバス」から辿れます。)
HIS香港	ここからも申し込めます。(「オプショナルツアー」から辿れます。)

(2005年12月22日　記)