★ [SilverSackの自画自賛] 家族で過ごした香港
香港在住ではありますが、家族と一緒に暮らしているので、身の回りのことのかなりの部分は家内が面倒見てくれます。で、香港は英語圏と呼ぶには、生活に余りに広東語が必要な地域なのですが、私個人としては殆ど広東語をしゃべらずに過ごせています。上海ほどではないとはいえ、日本人向けのインフラが整っているということもあるでしょう。不動産は日本人向けの業者が何社かあるし、日本語サービスのある病院もある、外食、スーパーもそこそこあるという状態ですから。日本語サービスは高くつくのですが、家と病院は妥協できませんから、仕方がない、スーパーはそんなにベラボーに値段が違うわけではないので、慣れたらやすいところで買うかというノリでもいっこうに支障ない。そんな生活な訳ですが、一つだけ広東語と相対しないといけない機会があります。床屋です。
勿論、日本語の通じる床屋(というか美容院ですね)もありますが、
で、床屋は近所の床屋に行っています。歩いて5分もかからないし、1000円かからないし。ただ、英語が全くと言っていいくらい通じないんですね。もう4年も行っているわけだから床屋で使う言葉くらい覚えても良さそうなものですが、2ヶ月に一遍しか使わない言葉というのは覚えないモンです。教えてもらっても忘れるし、発音が重要な広東語でこの言葉だけしゃべれるようになっても通じる発音じゃないので通じないんですね。でまあ、行く度になんか微妙な空気が流れて、何とも居心地が悪いんですね。というわけで「鬼門」なんですわ。
それはともかくとして、香港はめちゃめちゃ理髪店が多いです。いや、まず理髪店という言い方があってませんね。日本だと男性用の理髪店と女性用の美容院というカテゴリーがありますが、香港は美容院しかなくて、そこで男も女も切ってもらうというそういう感じです。日本でも男性も美容院で切ってもらうケースが増えてきているようなので、香港の状況に近づいてきている様にも思いますが、日本の場合、特にスタイルのこだわらない場合は安い床屋さんに行くというパターンも定着しているように思うので、同様の状況になっているというわけではないと思います。
で、件数の話に戻りますが、めちゃめちゃ多いです。うちから歩いて5分くらいのところに小さい店がある待っているビルがあるのですが、そこだけで6件あります。そこから程ないないところ(100mも離れていない感じ)にも4件ほどあって、思いつくだけで10件あります。日本だとこんなにあったかなぁと思います。又聞きの知識で信憑性の若干の不安がありますが、香港で美容院を開くのには特に免許はいらないとか、だから以外と手軽にできる商売の一つだ、免許がいらないので、事故が年に何件かある、なんてことを聞いたことがあります。
それから値段がかなりまちまちです。その前述のビルにある6件の美容院ですが、カット(シャンプー付き)で、香港ドルで38, 48, 63, 68, 78, 83でした。倍以上違うのがびっくりですね。大人数でやっているところが高い、流行っているところが高い、店が広いところが高い、とか、そんな相関関係があるようです。48のところはこの中では一番新しくオープンしたところですが、最初は38、ちょっと固定客もついて繁盛してきたようで、今は48に上がりました。私が今行っているところは、前は68、今は78ですが、金かける髪の毛ではないので、今度はその48の安いところを試してみようかと思ってます。金もかけたくないですけど、時間もかけたくないので、仕事が早いかどうかが合格のポイントですが。
(2008年 9月15日 記)