★ [SilverSackの自画自賛] 家族で過ごした香港
2017年12月に香港に行く用事があって、香港に行ってきました。Jenny Bakeryの売り場があるビルに別用で行ったので、元々は行くつもりはなかったのですが、寄ってみました。2年ぶりのJenny Baleryは、以下のような様子でした。
店の場所は、日本でいう一階のShop 24 Ground Floor Mirador Mansion 54-64B Nathan Road Tsim Sha Tsui Kowloonから、日本でいう二階のShop 42 1st Floor Mirador Mansion 54-64B Nathan Road Tsim Sha Tsui Kowloonに移りました。前の店もまだ保有はしているようですが、ここでは売ってなく、一階上で売っています。2015年の時は「こりゃ、他の店の邪魔だわなぁ」と思うくらいの繁盛度合いでしたが、他の店からクレームかなんかついてこうなったんかなぁと邪推しています。混み具合は、上の右の写真の通りで行列といっても20人程度だったので、今回は並んで買ってきました。缶の絵が毎回変わるので買えるんなら買った方がいいですよね。ただ、絵のセンスは若干落ちたかな。なんか不必要に可愛くなってないかぁ、というのが私の感想です。街を歩くとJennyの缶とは違うデザインで「小熊クッキー」と称して売っているものを結構見かけたので、まがい物も結構出回っているようです。Jenny Bakeryといわずに「小熊クッキー」というだけなら、商標の問題も著作権の問題もないでしょうから、違法ではないのでしょうが。
(2018年 1月13日 記)
さて、ほぼ3年ぶりに香港を訪れて、やっぱりJenny Bakeryに行ってみました。で、いろいろとおもしろいことになっておりました。
まず、尖沙咀店の場所が変わりました。2012年に行った時は、重慶ショッピングモール(下の左の写真)にあったのですが、これがMirador Mansion(下の真ん中の写真)に変わりました。店の様子は、下の右側の写真のとおりです。(ちなみに住所は、Shop 24 Ground Floor Mirador Mansion 54-64B Nathan Road Tsim Sha Tsui Kowloon。)
下の記事にも書いた通り、本当に混んでいるときは開店時に行っても100人以上待ちで、昼過ぎには売り切れてしまっていたのですが、今回は午後3時くらいでしたが、店の前には10名くらいの列でまだ品切れにもならず開いていました。で、「あ、意外とすいているんだな。」と思って並んでみると、「番号札を持っていない人は外に並べ(英語のアナウンスです)」と店の人が叫んでいました。「外ってどこよ!?」ととっさに思ったのですが、その言葉を聞いて他の人がスタスタと歩いて行ったので、それについていきました。で、目にしたのが下の写真のような行列でした。
列は二回折れていて三つ折りみたいになっているので、長さは60mくらいでしょうか。3年前に行列していたのは台湾人ではないか、などと書きましたが、今回は、まず間違いなく大陸の方々です。中国でも大人気になっちゃったんですね。しかし、行列は、以前の3倍以上、これが前は2時間ほどで終わっていたのが、ほぼ終日。人気の沸騰もさることながら、生産能力の増強も大変なものであります。いやー、びっくりした。で、私はというと、もちろん趣味がいいのは認めますが、ここまでして買うもんでないだろうと思うので、並びませんでした。
他に買う方法はないかというともう一つの販売店、上環の店を当たるというのが正攻法でしょうが、ちょっと面白い光景がありました。
前にJenny Bakery尖沙咀店があったビルの前にJenny Bakeryの札を持って立っているおぱあちゃんがしきりに誘導するんですね。で、行ってみると土産物屋さんにJenny Bakeryのクッキーが山のように積んである。実は、私が最初に見つけたのは正規店ではなくこちらで、こちらでクッキーを買ってしまいました。で、後で正規店を見つけた時、そこに「偽物にご注意ください」との注意書きがあったので、「くそっ、やられた」と思いました。
ただ、今思うと、私が買ったのも正規品だろうなぁと思います。だって、ホント、重慶ショッピングモールだけでなく、いたるところにおいてあるんですよ。それからあれだけ押し寄せる客にちゃんと供給しようと思うとかなりの数を作らないといけないはずで、きっと売れ残りもそこそこの数になるだろうなぁと思います。そうすると売れ残りが土産物屋に流れるのは十分考えられるだろうと思うわけです。いくら偽物商売か幅を利かせているといっても、あれだけの至近距離で堂々とやるのは本家が容認していない限りないと思うし、よくよく見たら買えたのは、バタークッキーで、お目当てのナッツミックスではなかったんですね。恐らくそっちは売れ残りはなかったんだろうなぁと。
と、尋常ではない盛り上がりを見せるJenny Bakeryですが、香港土産は他の物を考えましょう。ここまでして買うもんでもないですよ。
(2016年 1月 9日 記)
さて、Jenny Bakeryですが、香港のクッキー屋さんです。Bakeryというとパン屋さんを指すことが多いですが、このJenny Bakeryは、クッキー屋さんです。昨今の事情によって、販売品目を増やすどころか、逆にクッキーに専念せざるを得なくなっているようですが、そこら辺の事情については、追々。話がずれましたが、で、このクッキー屋さん、日本人の奥様達の間では、静かな、しかし、ほぼ全員一致の支持を集めていたようで、うちの家内も日本に帰ってからは、香港の土産というとこれを買って帰ってこいと指定されます。香港のお菓子は結構クセがあるものが多く、香港に住んだ経験のない人の口には合わないものが多かったりするので、結構土産に困るのですが、このJenny Bakeryのクッキーは、香港にしてはという形容詞をつけなくても、気の利いた土産物と取ってもらえるだけの味なので、絶大な支持を得るというのは、さもありなん、な訳です。
日本人のJenny Bakeryに関する記事を拾ってみると
この店も一応ウェブサイトを持っていて、それはこちらになります。店舗は、スタンレー、銅鑼湾、中鐶、尖沙咀、油麻地と、五店舗ですが、代表番号から判断するとどうもスタンレーが本店のようです。何となく趣味が良いのも頷けます。
でまあ、家族が日本に帰った2009年4月以降、頼まれる度にちょくちょく、買いに行っていたのですが、昨年の秋口くらいからなんか、様子がおかしくなってきました。8月に頼まれた時は、油麻地の店で土曜日の午後に行って普通に買えました。それが、12月のクリスマス前に行ったら、まだ日中だというのに店が開いていない。油麻地店は、店が閉まっていた、尖沙咀店も銅鑼湾店も電話が繋がらなかったと開店休業状態になっていました。その時は、「クリスマスで休んでんのかな。」と思っていたのですが、今回、春節休みで土産を買おうと思って、日曜の午後に油麻地店に行ったら、「品切れで閉店」の文字。その足で、尖沙咀店にいったら、こちらも「品切れで閉店」の表示。更に月曜の12時半にいったら、店は開いていたけど店員さんに「売り切れてもう何もありません。」といわれて、やっと状況を理解しました。何が切っ掛けか知らないけど、とんでもなく人気が出ちゃったんですね。
で、日曜の開店時間10:00に尖沙咀店に行って見ました。思った通り行列ができていました。行列の終わりは、店の入り口から右に5m位行ったところで、「まあ、30人くらいの行列かな」と思っていたら、渡された紙には、「114」と書いてありました。最初は「たまたま114番なんだろう。」と思っていましたが、よく見ると行列は、入り口から左の方に延びていて、建物の左端から折り返して、店の入り口を通り越して延びているという按配で、ホントに114番目でした。クッキーを買い終わったのは、11:15で、結局75分待ちでした。私が帰る頃は、行列は、建物の左端くらいの所まで、短くなっていて、40人くらいの行列ですかね。上で「日本人の奥さん達の絶大なる支持」などと書きましたが、行列しているのは、・日本人は、5～10%程度、・中国語をしゃべる人たち(見るとあんまり大陸の方っぽくないので、台湾から来た人たちではないかと思っています。)が、20%程度、・残りが全部香港人(70～75%ということになりますか)という感じで、香港人に人気な訳です。ま、そりゃそうだわな、日本人だけで行列ができるはずがない。でまあ、それでという訳でもないでしょうが、「一人4缶まで」と買える個数に制限があります。で、みなさん、全員がギチギチの4缶手にして帰ります。私は、3缶にしたのですが、店員から「それで良いんですか。」と念を押されました。よっぽど珍しいんでしょう、4缶買わない人は。
10人位の香港人に「何でこんな急に人気が出たんだ。テレビで紹介されたとか、人気タレントが好きといったとか、何かあったんか。」と聞いたら、「別に何も思い当たることはない。」という答えでした。みんな、Jenny Bakeryのことは知っていたので、その手のことに疎いからそもそもそれ関連の情報がないということではなさそうです。まあ、後は、例のごとく、「どこの香港のクッキー屋もこの時期は混んでる」とか、「店が販促のために人を雇って列を作っているんだ」とか、いい加減な話のオンパレードになりましたが。
別にクッキーなんか特に興味はないので、今まで口にしたことはなかったのですが、流石にこんなに苦労して買うと、何となく興味がわいてきます。で、家内に渡した後、一缶あけてもらって食べてみました。まあ、非常にオーソドックスなクッキーです。ゴマとか、ココナッツとか、クッキーには日本では余り入れないような、で、香港では結構一般的といった感じのものが、隠し味に入っていたり、甘さが結構控えめだったりと、品の良さは感じます。香港から日本に持って帰る手土産としてはピカ一であることは間違いありません。外箱の缶も日によって違うようですが、どれもクマのぬいぐるみを使った可愛らし系のデザインで、女性の人気が高いというのも頷けます。しかし、1時間以上並んで買うだけの価値があるかといったら、そこまでではなかろう、というのが、正直な感想です。このクッキーがお気に入りの家内も言っていました。「バカじゃないの。」
(ここから2012年2月の追記)という状況だったわけですが、2012年2月3日に尖沙咀に入った時に立ち寄ったらあっさり買えてしまいました。時刻は、16:30。という訳で、上の状況は解消していました。その後、会社に立ち寄ったのですが、香港人のいうことには、「旧正前はすごかった」ということで、要は旧正月が終わって、落ち着いたということのようです。となれば、上の状況もクリスマスから旧正月の一時の出来事ではないかと思います。前に買えなかったのもクリスマスと旧正月ですから。で、きっとそれ以外の時期は買えるんだろうなと。でも、香港に住んでいない今はそこら辺を確かめる術はないですが。
(2011年 2月 5日 記
2012年 2月18日 追記)