香港に来て丸々一年経ってやっとマカオに行きました。おそらく遅い方じゃないですかね。私のマカオの印象は、「カジノ」と「マカオグランプリ」というベッタベタなものなのですが、元々ギャンブルはのれないたちなのでダメ、前はクルマ気違いだったので、マカオグランプリなんて喜んでいっても良かったのですが、香港に来て人が混み合うイベントは毛嫌いするようになったので、これもパス、という訳で、「マカオなんて行っても仕方ないじゃん。」と思っていたのでした。
でも、週末はどこかに外出しないと気が済まないうちの家内は、香港で行くところがなくなって、ずっとマカオを狙っていたのでした。子供たちも私も気が進まず、何度となく提案を却下していたのですが、テニスコートが取れなかった日に行くことにしたのでした。
香港からマカオまでは船で行きます。マカオ向けのフェリーは、尖沙咀と上環から出ています。15分に一本の頻度なので、新幹線並みですね。所要時間ですが、フェリーターミナルに着いてから到着地のフェリーターミナルを出るまで1時間45分くらいですか。船に乗っている時間は一時間程度なんですが、マカオと香港は外国どうしなので、出るときと入るときにパスコントロールがあるんですね。勿論トータルの所要時間はこれに自宅からフェリーターミナルまでの時間を足さないと行けないわけで、そうするとざっと片道二時間半、往復五時間ということになると思います。
料金は、一人片道HK$150.00強なので、家族四人で行くと、ま、ざっとHK$1,200.00(JP\17,000.-)というわけで、結構贅沢な旅です。
今回は、マカオに観光に行ったわけですが、
に行きました。
一回目の印象としては、セナド広場から聖ポール教会跡あたりが、ヨーロッパの雰囲気を色濃く残していて気に入りました。香港も英国統治下にあった訳ですが、どういう訳かあんまりヨーロッパ的な雰囲気を感じさせないんですね。中環のあたりはそれなりにヨーロッパっぽいという人もいるかもしれませんが、観光してヨーロッパ的な良さを感じるかというとそうではないんですね。という訳なので、香港から行くとすれば、セナド広場近辺は買いだと思います。セナド広場から聖ポール教会までは大体500mなので、それほど広いエリアではありません。それだけのために五時間かけて行くかという気がするかもしれませんが、香港に魅力的なところがないので、それだけの価値はあると思います(そういう意味では香港に退屈しきってから行かないとありがたみが分からないかもしれません)。
他の観光資源というと「カジノ」とか「競馬場」とか「ゴルフコース」になるようです。要は「マカオでたくさんお金を使ってくださいね。」ということだと思いますが、こういったところは家族ではいけないので、ここではノーコメントです。
今回訪れたところは、マカオのごくごく一部分なので、これでマカオを語るのはちと拙速に過ぎるかもしれません。また訪れてもう少し全貌を知りたい気もしますが、再訪するかどうかは神のみぞ知るということで、「完」。
(2005年4月16日 記)