☆ ハムスターが飼いたい

京都にいた時、ハムスターを飼っていました。前足の使い方が人間ぽくてとてもかわいい動物ですね。香港に引っ越す時にそれまで京都で飼っていたのは人にあげてしまったのですが、子供達は香港でも飼いたいといって、何度となくねだっていました。

うちの周りには、魚(金魚や熱帯魚)を売っているところはありましたが、陸の生き物は売っていませんでした。銅鑼湾の波斯富街(Percival St.)も50m位の一体にペット屋が並ぶ所ですが、犬や猫は売っていましたが、ハムスターは売っていませんでした。

☆ 香港のペット街 -西洋菜南街-

ひょんなことから香港随一と思えるペット街を見つけました。家族と女人街に買い物に行った時、手持ちぶさたでブラブラしていたら、偶然見つけたのです。彌敦道(Nathan Rd.)の一本東側の西洋菜南街(Sai Yeung Choi St. South)です。西洋菜南街といっても結構長いとおりなのですが、北は太子道西(Prince Edward Rd. West)から南は旺角道(Mongkok Rd.)まで(地下鉄の太子駅から旺角駅の間です。)の約300mです。

☆ 香港のペット屋さん

この西洋菜南街の300mには、両側に目一杯ペット屋さんがあるわけですが、どんなペット屋さんがあるのか、お話ししたいと思います。ここから香港でどんなペットがよく飼われているのか何となく想像がつくと思います。

一番多いのは、金魚屋さんというか観賞用の魚屋さんです。観賞用の魚というといろいろありますが、やっぱり金魚屋さんが一番多くて、あと、やっぱり南国ですから、熱帯魚です。驚いたのは、珊瑚礁込みで売ったりしているところです。もちろん値段も高かった(日本円で10万円くらいではなかったかと。)ですが、1mx50cmx50cmなんてバカでかい中身の入った水槽をどうやって持って帰るんだろう(メチャメチャ重いはず。)と思いました。それから当たり前といえば当たり前ですが、イヌ、ネコ屋さんですね。イヌ、ネコは、香港でもポピュラーなペットのようです。どちらかといったらネコの方が人気がありますね。庭付き一戸建てなんてのがまずないところなので、飼うのは屋内になる、という事情も影響しているのかもしれません。あとは、小動物屋さんです。ウサギとかハムスターとかネズミを売っています。ウサギ、ハムスターは、やっぱりかわいいからでしょうね。日本の「とっとこハム太郎」も影響しているかもしれません。日本では余り見ないのですが、香港ではこういう小動物屋さんに必ず売っているものにチンチラがあります。日本ではほとんど見たことがなかったので、香港の生き物かと思ってしまいました。(売っているところに「カナダから」と書いてあったので、そんな誤解は一瞬だけでしたが。)体長は20cm位に毛のふさふさした長いしっぽ、顔は鼻のとがった典型的なネズミ顔ですが、体は後ろ足が発達していて、ハムスターのように前足を手のように使う、そんな動物です。香港の名前は「龍猫」。私の感覚ではそれほどかわいくないように思うのですが。

☆ 香港ペット街にて

ハムスターを飼うということで、この一帯でハムスターを売っている店を回りました。全部で5件ほどあったと思います。最も大きくて立派だったのは、「紅葡萄」です。このペット街では一番立派で大きいペット屋で、3階まであります。イヌ、ネコ、小動物等、陸のものは一通り扱っています。ケージとか餌とかの飼うのに必要なものの品揃えも充実しているので、何かを飼おうとした場合ここだけでことが足りてしまうという便利さがあります。但し、値段は他に比べて高めです。一応五件全部回りました。店の対応とかそんなことは一切気にせず、愛想のいい元気でかわいいハムスターをひたすら探しました。

うちが前に飼っていたのはジャンガリアンだったので、ジャンガリアンを探していたのですが、ジャンガリアンは一番安いんですね。大体どこでもHK$5.00位でした。同じ大きさでも香港では色が白いほど値段が高くなるようで、白いハムスターはHK$10.00になっていました。灰色のやつは間のHK$8.00位。個人的にはジャンガリアンが一番かわいいと思うので、あの値段設定は「もうけっ!!」と思う反面、ちょっと悔しい気もしましたね。

(2005年 6月5日　記)
(2005年 8月14日　追記)