男子の結果は、フェデラー4連覇となりました。準々決勝当たりから試合を見ていましたが、絶対負けないという印象ですね。決勝では、セットを先行される場面もあったんですが、私にはどうみてもフェデラーがわざと作ったとしか思えませんでした。ホントなら6-0で勝てるのに競った試合にするために手加減した、見てるとそうとしか思えないんですね。議論は分かれるかもしれませんが、私は実は2007年の全仏オープンも実はフェデラーはナダルに勝てたんじゃないか、意図して負けたんじゃないかと思っています。だって、無駄にしたブレークポイントが10を超えるなんてあり得ないと思います。で、そういう意味では見ていておもしろくはないですね。手加減してるから目を見張るようなプレーがあるわけじゃなし、どう見てもフェデラーが勝つと思うからワクワクドキドキがあるわけでもなく。
女子はエナンの優勝でした。エナンも結構圧倒的でダントツのランキング一位ですが、まだ負けそうな気がするので、ワクワクドキドキはありますね。決勝は結構一方的でしたが、準決勝のV.ウィリアムズ戦はおもしろかったです。V.ウィリアムズは恐らくほぼ唯一エナンのハードショットをもろともしない選手だと思います。エナンが通常のパターンではポイントが取れないという試合でした。前後に揺さぶったり、ボディを狙ったり、ウィナーを狙わず、相手のミスを誘うパターンでポイントを稼いで勝ったという内容でした。ウィリアムズ姉妹のテニスは嫌いなスタイルなのですが、エナンの試合をおもしろくするという意味で存在価値有りと思うようになりました。
今年はランキングトップテン入りして好調と思って、今回はテレビで見られるかなと思って期待していました。二週目からテレビを見始めたのですが、一向に移る気配がない。US Openのサイトに行って対戦表を見ていたら、一回戦負けでした。オイオイ。
何となくおもしろい選手を発見しました。アナ・チャクベタゼです。ランキング5位なので、もう結構活躍している選手のようでデニスに詳しい人は先刻ご承知かもしれませんが。一つは結構美形だと思います。シャラポワほど切れがある美しさではないですが、可愛い系の美形です。ガッツポーズなどを見ると気が強そうで、外見と性格はギャップがあるかもしれませんが。後は、プレースタイルが何となくおもしろいと思いました。振り始めがかなりゆっくりしたスイングで、なんかほんわかしたプレースタイルに見えるんですね。よく見るとボールとタイミングをうまく取るためにバックスイングを早めにして、ゆっくりボールに合わせに行っているというスイングで、フォロースルーなどはしっかりしていて、ボールは結構スピードがあるので、軟投派というわけではないようですが。ちょっと応援しようかなと思います。
(2007年 9月16日 記)