★ [SilverSackの自画自賛] 私、バドミントンの味方です
昨日6月9日は、全仏オープンテニスの女子決勝だったのですが、圧倒的な強さでエナンが三連覇しました。スコアは、6-1, 6-2。2セット目、相手のイワノビッチは、ほぼ戦意を喪失していたと思います。昨年のグズネツワ戦は, 6-4, 6-4だったので、試合内容は、数字にも表れています。
でも、イワノビッチがまだ経験が浅かったからこうなったのか、というとそうではないように思います。エナンが去年に比べて格段にパワーアップしたというのが、その要因でしょう。今年、相手がグズネツワだったとしても似たようなスコアになったんじゃないでしょうか。特に目につくのが二つ。サーブが速くなったこと、ストロークの打点が高くなったこと。サーブは、190km近いスピードが出ることもあってビックリしました。「170cmなくても190km出るんだー、じゃ、頑張れば私も出せるんだー(今更無理ですが。)。」なんて思いました。ここまで来ると女子でもトップスピードじゃないでしょうか。ストロークは以前から打点が前で攻撃的だったんですが、肩口の高さからスピンをかけて打ち下ろすショットが結構頻繁出ていて、攻撃力が更にアップしました。棄権した2007年全豪を除くと2006年の全豪以来、参加した四大大会は、すべて決勝進出しています。ハードヒットに心血注いで、リスキーな印象もあるプレースタイルですが、その強さは安定しているということでしょう。
全豪2007を棄権したにも拘わらず、全仏を待たずしてランキング1位に復帰したりして、なんかちょっとふしぎな気がしていました。全仏優勝以前でも結構ぶっちぎりの1位なので、これで更に他と差が開くことになります。2007年のレースは、全仏以前で、4位だったのですが、これでヤンコビッチに次いで2位ということになるんじゃないでしょうか。ウィンプルドンでトップに立てるかというのが次の興味になります。
エナンとは関係ないんですが、レースでハンチュコバが6位に入っていて、「おっ」と思いました。ハンチュコバというと去年杉山愛とタブルスでペアを組んでいたので、知っている人も多いんじゃないかと思います。美形のテニスプレーヤーです。美形のテニスプレーヤーというとシャラポアが人気があります。あちらはきつめの濃いめの美人ですが、ハンチュコバはもう少し柔らかめの美形で、恐らく日本人はこちらの方が好みなんじゃないでしょうか。プレーの時も一打ごとに声をあげたりしないし。ただ、中々上まで上がってこないんで、プレーを見る機会がないんですね。こっちももう少し応援しようと思います。
(2007年 6月10日 記)