☆ Windows XP問題

今年の4月9日にWindowsXPとMS Office203のサポートが切れるということで、かなり大騒ぎになっていました。というか、大騒ぎしていたのは、マスコミと会社かな。個人はよくわからずに安閑としていた人も結構いたんじゃないかな。我が家はどうだったかというと、「え!?新しいパソコンに変えなきゃいけないの??じゃあねぇ、×××が○○○なやつがいいな。」と、新しいPCに変わるということで大はしゃぎになっていました。結局、去年買った息子のWindows7機はそのまま。WindowsXPだった娘のノートと嫁さんが主に使っているデスクトップとと私の移動中用のセカンド機の3台をWindows8.1のノート3台に変えました。嫁さんは、小っちゃいやつがいい、タブレットと兼用のやつがあればそれがいい、と、娘は、ホリューム付(OSを操作しなくても音量を変えられるやつ)がいい、ということで、そんなモデルにしました。私のセカンド機は、とにかく安いやつ。Windows8は、それまでのWindowsから大幅に操作性が変わったという話を聞いていたので、Windows8.1が出てから買い換えました。

☆ Windows8.1

で、Windows8.1を使ってみた感じですが、やっぱり暫くは面喰いました。まず、セットアップ中にマイクロソフトのアカウントでのログインを求められました。Vistaまでのインストールではそんなことはなかったと思います。最初は、無視して作業を続けたんですが、Office2013のインストールでそれがないとインストールできないということになって、渋々作りました。でも、いまだにこのアカウントになんのご利益があるのかわかりません。それはそれとして、インストールが終わって使い始めてみると、まずは横長のスマホのようなタイル画面で始まります。今まで使っていたアプリを起動しようとするとデスクトップに移らないといけないんですが、それをスタートメニューを介してたどり着かないといけない。何ともまどろっこしい。しばらく触って、デスクトップアプリだけで操作できるようなるとそこそこ違和感なく使えるようになりましたが、ゲームはデスクトップアプリではなくなってしまった(これ、なんて呼ぶんでしょう、メトロアプリ??)ので、これがまたまどろっしい。最初は、終了することすらできませんでした。(画面の上端をマウスでつかんだ後、ボタンを押したままカーソルを画面下端に移動させるんだと。マウスでこんなんするかぁ、と、思っていたら、五月頭あたりからカーソルを画面上端に移動させると右端に×ボタンのあるバーが出るようになりました。ひとつずつ改良されていると思いますが、最初の完成度が低いってことなんだろうな。)なんてことはありましたが、最終的に、なんとか慣れてそこそこストレスなく使えるようになりました。

ノートブックを買ったのは、1月だったんですが、もう一つの仕事、メイン機のOSアップデートは、3月になってから始めました。ASUSのマザーボードP7H55-MにIntelのi5-750というCPUで、まあまあ使える性能なので、OSを新しくして引き続き使おうと思っていました。て、Windows8.1(64bit)版をインストールしたんですが、いろいろと挙動かおかしい。BIOSでは認識されているHDDやDVDドライブがOSでは認識されない。インストールしたウィルス対策ソフトが使っているうちに起動しなくなる。これは、おかしいぞと思って調べていったら、P7H55-Mに積んであるチップセットH55のWindows8.1用のドライバーがないことがわかりました。えー。ASUSのWEBサイトでは「Windows8.1に乗り換えましょう。今動いているPCであればWindows8.1は動きます。」なんて書いてあるのに。で、急きょ、Windows7を買って、なんとか、XPサポート終了対策は完了。購入したWindows8.1は、次の登板を待っているところであります。(オイオイ)

しかし、新しいOSをバンバン売るためにドライバーはたいてい用意してあって、既存のPCに新しいOSをインストールするのにあまり細かいことを気にする必要がないなんて時代は終わったんですな。WindowsVistaが出たときは、アップデートでチェック用のプログラムがインストールされてそれを起動すると「あなたのPCではWindowsVistaは動きます。」なんてメッセージが出たりしたんですが、ハードメーカーも「新しいOSが出たら、PCも新しくしてもらわないと割が合わない」と思い出しているので、古いハードのドライバなんて作る気もないんでしょうね。マイクロソフトの求心力はもうないんでしょうな。OSのサポートが切れたら、PCごと買い替える時代になったんですな。もう、PCも一般家電だな。

(2014年 6月 7日　記)