★ [SilverSackの自画自賛] SilverSack World Tour
フィリピンのセブ島に行ってきました。沖縄以来シュノーケルに嵌っているのですが、香港から一番近いところがセブ島だったのが、選んだ理由です。セブといっても実はセブ空港があるマクタン島という小島(香港島よりは大きいですが。)にいたので、セブ滞在記とは呼べないかもしれませんが。ま、しかしマクタン島はセブリゾートの基本でしょうから、いいでしょう。
ガイドブックなどを読むといくつかの施設/旧跡なども紹介されていますが、やはりセブといえば海遊びでしょう。三泊四日の滞在でしたが、全て水遊びに費やしました。ホテルのプライベートビーチでバチャバチャ、バナナボートで海を一回り、アイランドホッピングを二回、グラスボート、それから空いた時間はホテルのプールでパチャパチャ、といった感じです。
海遊びのメニューとしては、アイランドホッピング(シュノーケリング、ダイビング)、バナナボート、ジェットスキー、カヤック、パラセイリング、ウィンドサーフィン、グラスボート等々、結構取りそろえてあるんですが、うちらのような家族連れで、特に海のスポーツの心得のない者には、前に書いたあたりが手の出るところになるんですね。で、結論から言うとアイランドホッピングで魚を見るしかありません。バナナボートは大したことない割に高価(4人で6000円)、グラスボートは殆ど魚が見えなかったので、これもあまりおすすめしません。まあ、グラスボートは別の所ならもっとましなところに連れて行ってくれたかもしれませんが。
アイランドホッピングは、二日目と三日目と二回行って、最初は、マクタン島東側のスルパ島近くの二カ所の珊瑚礁で、次はマクタン島南東側のヒルトゥガン島の珊瑚礁で、シュノーケルをしました。ホテルの案内書には「ヒルトゥガン島がシュノーケルに最適」と書いてありましたが、その通りでした。とにかく立派な珊瑚礁でそれだけでも貴重だと思いました。魚は勿論多く、大型(といっても40cm位ですが。)の魚も結構いました。沖縄のコマカ島に比べると、魚の種類ではコマカ島の方が多かったような気がしましたが、数と大きさはこちらが上と思いました。保護区になっているそうですが、当然でしょう。初日に行った二カ所は、一カ所目が波はきついは魚はいないわ(そこそこはいましたが。)でちとがっかりでしたが、二カ所目はポイントが小さいながらも結構浅い所にあって、至近距離で珊瑚の間をついばむ魚を見ることができました。初日に行った所は位置関係をよく覚えていないのでここに書いてもあまり参考になりませんが、いずれもマクタン島から船で40分くらいの所でした。
シャングリラに次いで日本人に人気のホテルのようです。シャングリラは日本で考えるようなホテル -大きなビルがあってその中に部屋が並んでいる- のようですが、このマリバゴはそうではなく普通の家くらいの大きさの建物が並んでいて、それが部屋になっているという作りです。建物は、一階建てのものが海側に並んでいて、こちらは一件に二室、二階建てのものが海から離れた方に並んでいて、こちらは一件に四室となっています。それぞれ屋根は椰子の葉であつらえてあって、全体的に南国の雰囲気を色濃く演出しています。私はこういった作りの方が好きです。
うちらは、二階建ての方に泊まりました。二階建ての建物はプールを囲むように建てられていて、ここからは部屋を出るとすぐプールに入れるようになっています。部屋は特に大きくもないが別に狭くもないといったところ。蚊が多く夜は窓を閉めて寝るので、エアコンは必須です。ついていたエアコンは一体型の旧式でしたが、ちゃんと利きました。部屋の入口はベランダのようになっていてテーブルが置いてありました。木陰で気持ちの良いところだったので、一度ここで食事をとりました。
案内書に「レストランは24時間営業、喫茶店は20:00まで営業」と書いてあるのに、レストランは22:00位でしまっちゃう、喫茶店は19:00にはもうやってない、ルームサービスのメニューは実は半分くらいできない、なんてとこはありましたが、フィリピンではこれはご愛敬の範囲だと思います。ホテルの人たちは、フロントの人もレストランの人もプールの監視員も掃除のおじさんおばさんも皆ニコニコしてして、すれ違うと挨拶してくれました。
フィリピンに行ったことがある人なら、「おめー、そりゃフィリピンなら当たり前だろ。」といわれると思いますが、ちょっと。ホームページの記事に「アイランドホッピングに行くならパブリックビーチで船をチャーターすると安い。」とあったので、ホテルの隣のパブリックビーチに行きました。船はすぐチャーターできましたが、2300ペソに、フィンを無理矢理借りさせられて、それで600ペソ、船に乗ったら土産売りのおばちゃんが船に乗っている間「土産買わんか」攻撃で、結局買いたくもないものに500ペソ、その後もチップだなんだかんだで、全部で4300ペソかかりました。次の日にホテルで手配したときは、3700ペソだったので、結局ホテルの方が安く済みました。
値段のこともさることながら、とにかく乗っている間中間断なく、金を取ろうとなんたかんだやってくるので、気が休まらないという方が参りました。これがあったので、後は全てホテルで手配したもので遊んだのですが、こちらの方が安心できるし、リラックスできるでしょう。二日目のアイランドホッピングは、船のおっちゃんが、売り込み行為なしでうちらの楽しみをサポートしてくれたので、存分に楽しめました。この時は、子供が釣りをしたいといったので、釣りもしたのですが、えさをつけるのを手伝ったり、釣れた魚の針をはずしてくれたり、1時間半付きっきりで面倒見てくれたので、感謝感激でした。子供たちは10cm位の魚が釣れても大騒ぎして喜んでいたので、つきあい甲斐があったのかもしれませんが。(ちなみに釣れたのは青い熱帯魚五匹でした。熱帯魚なんぞ釣ったのは初めてだったので、それはそれで感動でした。)
三日目はホテルが手配したタクシーでセブの街に出たのですが、この運転手が「レートのいい両替所に連れて行ってやる。」といいつつめちゃ悪いところに連れて行ったり(時間がないので、そこで換えざるを得なかった)、料金はホテルに払うのに「俺に払うんだ。」といってそこで払わせたり(チェックアウト時の請求にきっちり載っていたので、いわれるままにしていたら二重払い。ホテルにいって消してもらいましたが。)と、結構なくせ者だったので、ホテル手配といえど安心できないのも事実です。とはいってもホテル手配で遊ぶのが安心して楽しめると思います。こういったフィリピン人とのやりとりもレジャーになってしまうような強者さんは別ですが。
ホテル代、飛行機代を別にして、四日間、色々遊んで、食事代も含めて、4万円ほど。安いのは事実だと思います。インフラが脆弱なのとこの価格をどう見るかがセブの評価の分かれ目になると思います。うちらは微妙なところです。日本にいるのであれば、迷わず「パス」ですが、香港在住なので他の選択肢が余りないので、う～～～ん。(迷いつつFade Out)
(2005年4月 2日 記)