別の記事でも書きましたが、15年ほど前にドイツにいました。その時は、まだ子供がいなかったので、車であちこち行っていました。余り渋滞もないので、頑張れば、オランダ、ベルギー、フランス、ルクセンブルク辺りは、結構気軽に行ってこれるんですね。で、そんな中からのピックアップです。
キューケンホフとは、オランダのハーレムとライデンのほぼ中間地点にあるチューリップ公園です。もっとアバウトに分かりやすくいうとアムステルダムとロッテルダムのほぼ中程です。オランダというとチューリップが有名ですが、そのチューリップをメインにしたお花畑(という表現が一番しっくり来るんではないかと思います。)です。
キューケンホフは公園ですが、かなり特殊な公園といえるでしょう。
しかし、花を愛でる公園としては、最高の所です。私なんぞ「花を愛でる」なんてことはついぞやらないような人間ですが、キューケンホフは例外です。花を使って川辺を描いたのなんか、目を見張るような美しさだし、花が描く風景を見てもよし、花それ自体を見てもよし、花が収まった風景を見てもよし、です。花を見ることしかできませんが、でもそれだけで十二分に満足できます。年に二ヶ月しか開いていないというのも「旬」を感じさせて、かえってありがたみが増そうというものです。
(2008年 6月21日 記)