別の記事でも書きましたが、15年ほど前にドイツにいました。車を運転するのが好きで、ドイツからフェリーを使って、ノルウェーに行きました。そのときの話など。

☆ やっぱりノルウェーといえばフィヨルド

当時は、1992年8月1日～9日にかけて、南スエーデン、ノルウェー、デンマークと回りました。ドイツが35度とかいう記録的な猛暑でヒーフー言っていたのです(ドイツの車にエアコンはなかったのです、滅多に使う気温にならなかったので。)が、ノルウェーは所によっては気温4度(真夏なのに)だったりして、バカ高いセーターを買い求めたのを思い出します(そのセーターは、日本ではまずないデザインで、かなり気に入っています。)。ブリックスターレ氷河もいきましたが、今は結構小さくなってるんでしょうねぇ。メインはやはりフィヨルドでした。ゾグネフィヨルドはえさをもらいに来るかもめがかわいかったし、ガイランガーフィヨルドはバラエティに富んだ景色がきれいだったし、いろいろと印象的でした。場所としては、めちゃめちゃ内陸だし、景色は明らかに山地なんだけど、そこがフィヨルドということは、海抜0mなんですよね。フィヨルドの上からは、滝が流れ落ちたりしているんですが、それは実は川が海に注ぐ「河口」なんですよね。なんて、自分の感覚からはとっさに理解できない風景を奇妙な感覚で眺めていたのでした。

☆ クビクネスホテル(Kviknes Hotel)

でまあ、ノルウェーはやっぱりフィヨルドなんですが、実はもっと印象に残ったものがありました。クビクネスホテル(Kviknes Hotel)です。(ほんとはなんて読むんでしょうねぇ。ノルウェー語ですから、「クビクネスホテル」なんて硬い発音ではないと思います。)ゾグネフィヨルド観光の拠点、バーレストランドにあるホテルです。

なんでそんなに印象に残ったのか何ですが、このときの旅行で泊まったホテルでは飛びぬけて垢抜けていたというのがひとつです。ホテルの対応は気さくでリラックスできたし、内装は歴史のある感じだったし、夕食はバイキングでしたが、美味だったし、デザートやコーヒーが別のしゃれた内装のところで出されるのが、おしゃれだったし、何もかもがよかったのです。ホテルの格としてはオスロで泊まったホテルのほうが上のような気がします(トナカイとか鹿とかを食しました。キャビアも食べた記憶が。)が、雰囲気が明るかったのと建物が歴史と趣のあるものだったので。Balestrandは、このKviknes Hotel以外のなにかあるの?というくらいの町で、ホント小さくて静かな町なんですが、それだけに「何でこんなところで、こんな垢抜けたもてなしができるの??」とメチャメチャ印象鮮烈なわけです。

もう、16年たっているわけですが、Webサイトを見ると雰囲気は変わっていないように思います。ま、いい思い出です。

☆ ネット上のさらなる情報

Kviknes Hotel

「Kviknes Hotel2008年 7月20日」の英語のページです。

Wikipedia「Balestrand」

Wikipedia(英語)の「Balestrand」のページです。

(2008年 7月20日　記)