和歌山県串本町の「リゾート大島」へ行きました。選んだ理由は、三年前に沖縄に行って以来、「海できれいなお魚を見たい。」にハマっているのとそう何度も沖縄に行くほどお金がないからです(他で使いすぎということもありますが。)。昨年は、徳島の宍喰に行きました。ここもお魚は見られましたが、船からだけでシュノーケルでは見られませんでした。和歌山の南端まで行けば、見られるんではないか、という思いで、ここにしました。さて、結果は如何に。
行く目的と時期が一緒ということで、どうしても徳島の「まぜのおか」キャンプ場と比べてしまいます。ご容赦を。まぜのおかは、個々のサイトの設備はそれほど揃っていませんが、整った良く整備されたキャンプ場で快適に過ごせました。こちらはそれとは対照的に結構野趣あふれるキャンプ場です。電源を使えるサイトも用意されているので、設備としては、こちらの方が充実しているといってもいいでしょう。
サイトはだだっ広い芝生ですが、電源サイトはそのうちの1/4位で、やっぱりそこが結構人気なので、電源サイトのところが混みます。窮屈ということはありませんが、ちょっと隣が気になる感じです。電源サイトじゃないところはがら空きなので、なんとかならんかな、と思います。
料金はなんだかんだで一泊7000円強になりました。ちと高いぞ。というわけで、「まぜのおかのほうが良かったなぁ。」でした。
紀伊大島の回りはシュノーケルスポットだらけのようですが、うちのような子ども連れで浜からシュノーケルというパターンには余り向いていないようです。理由は波が結構荒いこと。浜でシュノーケルをしていると結構波にあおられます。流されて見にくいのと体が揺すられるので酔いやすいのと。下手をすると岩にぶつかることもあります。このリゾート大島も基本的にはダイバーズスポットのようで、シュノーケリングというよりはスキューバダイビング向きみたいです。
それでも結構魚は見られました。リゾート大島から歩いて10分ほどの浜でちょっと見ただけですが、ニシキベラとか真っ青の魚とか結構カラフルな魚が見られました。
今回は天候がいまいちだったので、リゾート大島のそばの海で泳げたのは、三日目の午後一時間だけです。もう少し時間があれば、いいスポットを探せたかもしれません。そういう意味では天候で損な評価になっているかもしれません。天候の関係で、今回はシュノーケル以外で主に遊びました。その結果をば。
リゾート大島自体にプールがあります。屋外のプールですが、25mプールと浅めの子供用プールと(1人1日300円)。海にまで来てプールかよ、と思うので、私は入りませんでしたが、キャンプの片付けをしている間子どもたちが入っていました。夜はここで結構蛙が鳴いていました。
温泉は結構ありますが、どれも小振りです。串本の町中から少々坂を登ったところに「サンゴの湯」があります。小振りな温泉ですが、きれいなのと入湯料300円と安いのが買いです。結構硫黄臭のする温泉で、私は気に入りました。
他に串本ビジネスホテルがやっている「串本温泉」や古座町との境にある「弘法湯」などもありますが、いずれも貧相だったので、パスしました。「弘法湯」はある意味趣がありますが、「串本温泉」はもう少し見栄を張れなかったものかと思います(あれじゃ狭いのバレバレじゃん。)。
「リゾート大島」にもお風呂があります。温泉ではありませんが、実はこれが一番気に入りました。洗い場4基くらいの小さいお風呂ですが、できてからまだ新しいのできれいなのと、海を見ながらお風呂に浸かれる開放感がたまりません。「海を見ながらお風呂」が買いの所なので、明るいうちに入るのが吉です。
天気は良くなかったのですが、夜は所々雲が切れているところがあって星が見えました。で、星はめちゃくちゃきれいです。どの星が星座の星か分からないくらいたくさん見えました。感激! 最近のキャンプ場はどこも常夜灯があるので、夜になっても暗くないんですよね。だから、結構な田舎でもキャンプ場は明るくて、星なんぞなかなか見えないんですが、ここは、明かりがないので、かなり暗い星まで見えました。
(2003年8月4日 記)