南紀白浜にキャンプに行きました。キャンプシーズンは5月~10月と思っているので、11月は外れるのですが「今年はどのキャンプも雨ばっかだったし、この3連休は天気も良さそうだから、暖かいところを選んでキャンプに行こうか。」ということになりました。暖かいといえば関西では白浜だろうということで、白浜にしました。
キャンプ場は「グランパス」に行きました。比較的新しいキャンプ場のようできれいそうなので、ここにしました。白浜でオートキャンプができるというとここしかなかったかもしれません。
サイトはそこそこ広いし、あてがわれた場所が海が見える所で、好印象。初日は、夕日が海に沈むところも見えて、「ああ、良いところに来たなぁ。」と思いました。ただ、回りに住宅やホテルが建ち並ぶ場所にあるので、あんまりアウトドアという感じはしません。あと、洗い場が結構広い敷地に二カ所、トイレが一カ所と共用施設は貧弱な感じ。特にトイレは工事現場に良くあるような簡易型なので、ちょっとがっかりです。料金も6000+300x(人数)なので、うちの場合だと7200円になって結構割高です。(串本もそうやったし、和歌山のキャンプ場の相場はこんなもんなんかしら。)
キャンプ場内に露天風呂とかしつらえてあって、考えているところもあるようですが、なんか力点の置き方が違うような気がします。
まずは温暖な気候を期待して来たわけですが、期待した通りの気候でした。普通なら11月だと中で夕食を取りたくなるほど寒いのですが、全然そんなことなく、夜10時でもタープでスエットなしでくつろげるほどでした。9月のスイス村より暖かかったと思います。これだけでもう一度来たくなりました。
ただ、基本的に観光地なので、アウトドア的な楽しみは少ない印象でした。くつろぎに来ているので、アドベンチャーランドとかエネルギーランドとかで、結構な入場料を払って、お仕着せの遊具で遊ぶという気には、ならないんですね。でもそうすると他に遊び場というのもなかなかなくって、、、。取りあえず、海中展望台で魚を見て、平草原公園でアスレチックをして、海岸の無料の温泉でひとしきり遊んで、千畳敷で走り回って、汐だまりで魚を見て、という感じで遊びました。(そんだけありゃ十分だろ、と思われるかもしれませんね。)
アウトドア云々は兎も角として、白浜の観光資源はやっぱりすごいもんですね。きれいな白砂の海岸はあるわ、岩ごつごつの千畳敷はあるわ、至る所で温泉は湧いているわ、気候は温暖だわ。アドベンチャーワールドとかエネルギーランドなんかはちょっとそぐわないんじゃないかという感想を持ちました。一般的には白浜に行ったらアドベンチャーワールドは外せないそうなので、私の方がずれているのでしょうけど。
今回は子どもたちにとっては、至極のキャンプになったようです。うちの子たちは、キャンプに行くと他のサイトを回って友達を捜します。ここんとこ天気の悪いキャンプが続いたので、そんなこともなかなか出来なかったんですが、今回は初日がピーカンで久々に回っていたようです。結果、計4家族の子供ら10人くらいと仲良くなって、延々遊んでました。最初は、4人くらいだったのが、段々仲間が増えていくのは、とてもうれしかったようです。夜も遅くまでお化けごっこなどしながら遊んでいたし、昼もいつもなら「○○へ行こう。」というとスッとついてくるのに、今回は「友達と遊びたい」といって渋りました。(ここで無理矢理連れて行ってしまうのは、親のエゴですね、反省。)
こんなん見ると「そうだよなぁ、アウトドアのアウトドアらしい楽しみってのは、こういった出会いのようなものだよなぁ。」と思って、こんなページで「やれ設備がどうの遊び場がどうの」などと書いているのが、なんかえらく外してる気分になったのでした。ひょんなことから仲間が出来て、そこで楽しくできればそれが一番楽しいキャンプなんですよね。
(2003年11月12日 記)