★ [SilverSackの自画自賛] SilverSack World Tour
嫁さんがヴォーリズ建築に興味があってちょくちょく回っています。ヴォーリズさんは、日本に来たのは元々は布教目的で、建築を始めたのは布教のためだそうです。そういう意味では、生粋の建築家という訳ではないようですが、和風と洋風が微妙に合体したスタイルに、私もそこはかとない愛着を覚えるようになりました。
さて、引き続き近江八幡の建物を取り上げます。今回は旧八幡郵便局です。
この旧八幡郵便局ですが、近江八幡のヴォーリズ建築の中では一番観光地として整備されているところではないかと思います。さて、この時期に紹介しますが、私が行ったのは実は5年前です。
入り口です。郵便局の建物としては、今津の郵便局や朽木の郵便局を既に取り上げましたが、やっぱり本拠地、近江八幡の郵便局が一番豪華ですね。
それほど広い通りではないので、道から全貌を捕らえようとしてもこんな感じですね。瓦で葺いた屋根、アーチが設えられた洋風の窓、なんか不思議な感じですね。
この建物、裏に抜けられます。
こんな感じです。郵便局の建物は洋風、手前の部分は完全に和風、と、これも不思議な感じです。
和風の建物に2階に上がる階段が見えますね。上に上がるとちょっとした展示があります(もしかしたらありましたかもしれませんが)。
そこにあった一柳満喜子/メレル・ヴォーリズ夫妻の結婚の時の写真です。このご夫妻、なんかすごい感じが良いんですよね。
ところで、この建物、1921年の竣工です。ヴォーリズが建築を始めたのが1911年ですから、初期の作品といえるんでしょうね。
(2024年 7月13日 記)