★ [SilverSackの自画自賛] SilverSack World Tour
嫁さんがヴォーリズ建築に興味があってちょくちょく回っています。ヴォーリズさんは、日本に来たのは元々は布教目的で、建築を始めたのは布教のためだそうです。そういう意味では、生粋の建築家という訳ではないようですが、和風と洋風が微妙に合体したスタイルに、私もそこはかとない愛着を覚えるようになりました。
ヴォーリズさんは布教目的で日本に来たという関係もあるんでしょうが、教会の建築も結構行っているようです。教会なんて信者でもなければなかなか行きませんが、昨年から京都モダン建築祭なんてものが開かれるようになりまして、教会を建造物として鑑賞するという機会が提供されるようになりました。有り難い限りです。有償ですが、それが建造物の保存、保護に使われるのであれば、非常に有意義なことだと思います。
1935年に竣工した教会です。「ヴォーリズを探せ 3」で紹介した京都御幸町教会ができたのが、1914年でしたからその約20年後ですね。なんとなくですが、あー、前の戦争の頃なんだ、と思います。戦争の足音が聞こえ始めた頃でしょうけど、当時はまた勝って良いことがあるんだろう位に思っていたんでしょうから、悲壮感はなかったんでしょうが。教会に解説が貼ってあったのでそれを紹介します。
次に外観写真を。
鐘楼の立派さが印象的な教会ですね。なんとなくパリのノートルダム寺院ぽくないですか。上れることを期待してたのですが、この日は叶いませんでした。
次に内部の写真を。
入口側から祭壇を撮った写真と祭壇側から入り口方向を撮った写真です。京都御幸町教会に比べると、もう少し厳かな感じですね。祭壇のステンドグラスがきれいですし、京都御幸町教会は正面に十字架もありませんでしたからね。天井から吊るされている照明も京都復活教会の方が趣があります。天井の木組みもこちらのほうが、品があると思います。
そういえば、小さいんですけど、パイプオルガンもあるんですね。それと正面のステンドグラスのアップを最後に。
私が一番好きな教会はここかなぁ。ずっと気になっていたんですが、信者ではないので、遠慮してました。京都モダン建築祭で、やっと見る機会が得られて、なんというか京都モダン建築祭には感謝しかないですね。
(2023年12月 9日 記)