ヴォーリズを探せ 6 旧朽木郵便局舎

嫁さんがヴォーリズ建築に興味があってちょくちょく回っています。ヴォーリズさんは、日本に来たのは元々は布教目的で、建築を始めたのは布教のためだそうです。そういう意味では、生粋の建築家という訳ではないようですが、和風と洋風が微妙に合体したスタイルに、私もそこはかとない愛着を覚えるようになりました。

ぶらぶら朽木の町並を歩いたいたらたまたま見つけました。

まず正面から撮った写真を。

説明板には「旧朽木郵便局舎。昭和十三年(1938)建築。伝・ヴォーリズ設計の郵便局舎で、永く村民に親しまれてきました。」と書かれています。

ただまあ、中に入れるわけでもありませんし、これだけです。一階部分と入り口はヴォーリズっぽい気もしますが、二階部分はちょっと普通すぎて「あとで別の人が建て増ししたんじゃないかぁ」と言いたくなるような感じでもあります。一応裏から撮った写真もありますので、それも載せましょう。

木張りの壁がなんとなく洋風で、ヴォーリズ建築っぽいですね。二階別の人が建て増し疑惑はこれで撤回です。

朽木のヴォーリズ建築はこれでおしまいですが、町をブラブラするとなんか他にもヴォーリズ建築っぽい建物がありました。

丸八百貨店です。地元の方々の交流スペース、お土産物やといった感じになっているようです。

これは、蛭子神社に入っていく道の突き当たりにある建物です。入り口がちょっとだけおしゃれですね。

この建物は何なのかですが、入り口の門の上の表示を読むと「朽木中学校寮」となります。ですが、入り口の左側に看板があって、こちらには「朽木学童保育館　どんぐり」と書いてあります。高島市のウェブサイトを漁ると令和2年度に寄宿舎は廃止されたようで、学童保育に使われているということなのでしょう。

(2024年 2月10日　記)