こども達が泣いているのは暗闇の中
だから彼らが泣いていることは分からない
こども達は明かりの下では気持ちを隠している
だから彼らが怯えていることに気づかない
ひどい仕打ちでも怒らず、忘れることにしている、いつの時も
傷ついたこども達には、愛も苦痛も同じになって
しまいには区別がつかなくなってしまう
だって、地獄がこの子達のために作られてしまったのだから
彼らの幼い人生がこんなことになってしまうなんて、ってあなたも思うでしょう
でも、地獄がこの子達のために作られてしまったのだから
あなたが自分のことのように
嘆き悲しんでも仕方がないの
この暴力的な虐待は、あまりにも理不尽
でも、あなたが同情の目を向けると、彼らは謝ってしまう
パパのいい娘でいなさい、ママには何も話しちゃダメだよ
いい子にしてなさい、そしたら新しいおもちゃを買ってあげるわ
おばあさんからケガのことを聞かれたら、ブランコから落ちたって答えなさい
だって、地獄がこの子達のために作られてしまったのだから
彼らの幼い人生がこんなことになってしまうなんて、ってあなたも思うでしょう
でも、地獄がこの子達のために作られてしまったのだから
あなたが自分のことのように
嘆き悲しんでも仕方がないの
そう、地獄がこの子達のために作られてしまったのだから
地獄は、地獄は地獄のためのもの
地獄は地獄のためのもの、そしてこの子達のために作られてしまった
地獄は、地獄は地獄のためのもの
地獄は地獄のためのもの、そしてこの子達のために作られてしまった
地獄は、地獄は地獄のためのもの
地獄は地獄のためのもの、そしてこの子達のために作られてしまった
地獄がこども達のために作られてしまった
地獄がこども達のために作られてしまった
(原詩)
They cry in the dark,
So you can't see their tears
They hide in the light,
So you can't see their fears
Forgive and forget, all the while
Love and pain become one and the same
In the eyes of a wounded child
Because Hell, Hell is for children
And you know that their little lives can become such a mess
Hell, hell is for children
And you shouldn't have to pay for your love
With your bones and your flesh
It's all so confusing, this brutal abusing
They blacken your eyes, and then apologize
Be daddy's good girl, and don't tell mommy a thing
Be a good little boy, and you'll get a new toy
Tell grandma you fell off the swing
Because Hell, Hell is for children
And you know that their little lives can become such a mess
Hell, hell is for children
And you shouldn't have to pay for your love
With your bones and your flesh
No, Hell is for children
Hell, Hell is for Hell
Hell is for Hell, Hell is for children
Hell, Hell is for Hell
Hell is for Hell, Hell is for children
Hell, Hell is for Hell
Hell is for Hell, Hell is for children
Hell is for children
Hell is for children
「Hell Is for Children(地獄はこども達のためのもの)」というタイトルは、ショッキングですが、これは反語なんですね。上の通り、家庭での虐待に苦しむ子供たちを歌った曲です。Pat Benatarは、他にも「Sex as a Weapon(セックスは女の武器)」といったタイトルの曲があって、これが女性団体から有害指定を受けるなんてこともあったようです。実はこちらも反語で「Stop Using Sex as a Weapon」がテーマだったりするんですね。「Hell is for children」とか「You shouldn't have to pay for your love with your bones and flesh」あたりの反語のニュアンスをアメリカ人が感じるように訳せたかは自信がないんですが、日本人が分かるように訳するとすればこういう感じになるんじゃないかと思います。
私が好きで聞いているのは、「Live from Earth(1983年)」のバージョンで、前半のギターがためがあっていいのと、後半のベネターのシャウトが凄いのとで気に入っています。改めてみると、ルックスは美形だし、シャウトは凄いし、私はぞっこんになっても良かったはずなのに何で??と思ったりします。youtubeのビデオを見ると、昨年あたりはかなり老けた感じですが、2013年あたりはまだまだ若い風貌で、完全に美魔女です。
(2016年 5月28日 記)