★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
かつて、イングランドの緑の山々を
イエス様が歩いたというのは本当だろうか
かつて、イングランドののどかな牧場に
聖なる羊がいたというのは本当だろうか
この雲の多い丘に神の威光が輝いたことが
本当にあったのだろうか
暗い無慈悲な水車小屋が集まるこの地に
聖地が築かれたことは本当になかったのではないか
さあ、私に金の燃える弓を持たせよ
熱き思いの矢を持たせよ
私に槍を持たせよ 見よ、雲が晴れていく
さあ、出陣の馬車をここに寄せよ
私は、この信念のもと、戦い続ける
私の剣も、私の手の中で、休まず戦い続ける
このイングランドの安閑とした地に
聖地を築き上げるまで
(原詩)
And did those feet in ancient time,
Walk upon England's mountains green?
And was the Holy Lamb of God
On England's pleasant pastures seen?
And did the Countenance Divine,
Shine forth upon our clouded hills?
And was Jerusalem builded here
Among these dark Satanic mills?
Bring me my bow of burning gold!
Bring me my arrows of desire!
Bring me my spear: O clouds unfold!
Bring me my Chariot of Fire!
I will not cease from mental fight;
Nor shall my sword sleep in my hand
Til we have built Jerusalem
In England's green and pleasant land.
Brain Salad Surgeryの冒頭を飾る曲で、イギリスの現状を憂え、それが変わるまで戦うことを誓うこの歌は、ELPにぴったりの曲ですが、「18世紀イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの預言詩『ミルトン』（Milton）の序詩に、同国の作曲家サー・チャールズ・ヒューバート・パリーが1916年に曲をつけたオルガン伴奏による合唱曲」(Wikipediaより)だそうで、オリジナルではありません。曲としては、ムーグシンセサイザーによる副旋律が秀逸です。フレーズといい、シンセサイザーの音色といい。この音色は、今のシンセサイザーで、簡単に出せるのかなー。この手の音色は最近まず聞かないので、そういったセッティングはないのかもしれません。そういう意味でもキースのセンスの鋭さが際立ちます。
(2005年12月18日 記
2016年 3月12日 更新)