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★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box

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 White Shadow / Peter Gabriel(訳詞)


10両もの列車が土埃の中に消えていった
クロムメッキの窓が赤く錆びていった
中で耐えなければ、ドル札の裏に書かれた
「私たちは神を信じる」の言葉を信じるしか
他に方法がないのは明らかだった

精霊が息絶えたかは誰にも分からなかった
全てがケンタッキーのような衣に覆われていた
鳥が飛び立つ気配に意識を集中し
燃料は尽きかけ、口数も少なくなっていた

そして彼女が現れた、白い影のように
そして彼女が現れた、白い影のように

一人一人空っぽの空間に連れて行かれた
完全に外れの者、どっちともつかない者
真夜中の寝ぼけた頭では
白黒見分けるのは
至難の業だった

音のない世界で不安に駆られ
猟犬の咆吼で肝を潰し
霧の中を前に進もうとしている
彼女が放つ以上、光もあてにはできない

そして彼女が現れた、白い影のように
そして彼女が現れた、白い影のように
そして彼女が現れた、白い影のように


(原詩)

Ten coaches roll into the dust
Chrome windows turned to rust
Hang on inside, they know they must
Hanging on the green-backed words:
"In God we trust"

No one knew if the spirit died
All wrapped to go like Kentucky Fried
Trying to read the flight of birds
Low on fuel, getting low on words

And she comes out like a white shadow
She comes out like a white shadow

Each one drawn to empty spaces
Outsiders, borderline cases
It's hard to tell black from white
When you wake up
In the middle of the night

Weighed down by the absence of sound
Broken now by the cry of a hound
Looking for movement within the haze
Light can be deceptive with her rays

And she comes out like a white shadow
And she comes out like a white shadow
She comes out like a white shadow


Peter Gabrielのソロ2作目「Peter Gabriel」(4枚目までは全て同じタイトルなのです。紛らわしい。)の5曲目、アナログ盤ではA面最後の曲です。アナログ盤では最後のループ溝まで音が切ってあって、針をレコードから上げるまで音が鳴り続けるようになっていました。時々ありましたね、この手のお遊びが。

曲は訳したとおりですが、曲ではこの後、1分半ほどRobert Frippのギターソロがあって、このソロが秀逸です。このソロにつなげるためにこういう歌詞にしたんじゃないかという気になるくらい(実際には歌詞に合わせて、そろを組み立てたんでしょうが)です。名曲ですよ。(2024年 1月13日)

(2024年 1月13日 記)