☆ 肉じゃがの作り方

材料(1人分)

豚バラ肉	75g
じゃがいも	150g
たまねぎ	50g
ニンジン	25g

作り方

1. 野菜を切ります。じゃがいもは3cm角程度、たまねぎは、3cm四方程度、ニンジンは厚さ7mm程度を目安にしてください。切った野菜は、しばらく水につけておきます。
2. ナベに水を500cc張って、野菜を入れ、強火で煮る。
3. 沸騰したら、みりん(10g)、砂糖(10g)を加えて、中火で10分煮る。
4. 醤油(10g)を入れて、更に3分煮る。
5. 豚バラ肉を入れる。
6. 肉の赤みが消えたら、醤油(15g)とみりん(10g)を入れて、落とし蓋をして10分煮る。
7. 強火で水分を飛ばす。

☆ 和食は煮物ができると一人前?

自炊を始めて、作れる料理がカレーとインスタントラーメンと豚汁では、話にならんだろうということで、マスターしようと思い立ったのが、肉じゃがでした。理由は、カレーと材料がほぼかぶるので、手持ちの材料でバリエーションを増やせるから、でした。香港だと一人用に料理を作るなんてことはまずないようで、日本みたいに一人用の分量で買い物ができたりしません。肉は冷凍できるからなんとかなるのですが、野菜は冷凍できないので、買ったら結構短期間で使い切ってしまわないといけません。で、材料が一緒の料理を二つ三つ用意しておくのが、非常に重要なのです。で、カレーが作れるので、じゃがいも、ニンジン、たまねぎで作る料理に何があったっけな、で出てきたのが、肉じゃがだったわけです。

肉じゃががうまく作れる女性に男性は弱いとかいう言い伝えがあるらしく、相手のいる女性が習いたがる料理が肉じゃがだなんてことをきいたことがあります。男の私からいわせると、関心のない女性が肉じゃが作れるからといって、関心を寄せるようになるかというとそういうことはないです。でも、肉じゃがが自宅で食べたくなる料理の上位にくるのも確かだと思います。外で食べるときに食事に求める味と自宅で食べるときに食事に求める味はやはり違いますから。

☆ ようやっと満足のいくものができました

インターネットのレシピを見ながら、何度か作ったのですが、ようやく満足できるものになりました。最初は、「ひたひたの水」に躓きました。野菜が隠れる位の分量らしいのですが、最初は味が薄くて、具にも味がしみてない。次は水が少なめのひたひたにしてみたのですが、今度は味が濃すぎる。で、水の分量を試行錯誤して、ようやっとまともな味になりました。肉じゃがの場合調味料を少しずつ入れていくので、塩加減の確認ができない、となると最初の水の分量は、実は味は大きく左右する要素なのではないかと思います。で、一人前だと500ccとなりました。ちなみに二人前だと材料は二倍にして水は800ccとなります。三人前は作ってないので未確認です。

後は、野菜の大きさですね。火の通り具合が同じような感じになるようにしようと思うと、じゃがいもとたまねぎは大きく、ニンジンは小さく切らないといけません。上記のレシピの大きさも実は試行錯誤の結果です。調味料を三回に分けて少しずつ入れていくという工程になっていますが、これは煮物で具に味をしみこませるための常套手段だそうです。落とし蓋も同様の意味合いがあるようです。で、上記がレシピの完成形ということになります。

ただ、レシピは完全でも、香港ではまだハードルがあります。私の家の近くのスーパーでは、まともな豚バラが手に入りません。じゃがいももメークイーンがありません(煮崩れている感じが良いから男爵の方がという人もいると思いますが、私はしっかり派なので、メークイーンです。)。スーパーがスカやから、料理がでけへん。て、ン十年前に似たようなことを行った人がいましたな。

(2009年10月 1日　記)