★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
ちょっと前を振り返ってみよう
俺たちが立てた計画も、俺たちが切ったカードも
結局うまくはいかなかった
ゴールに向かう出発点に立っていた時も
自分たちの自信にしがみついていただけたった
実はなんとなく感じていたんだよ
俺たちは争ったこともあった
癇癪を起こした夜もあった
でもそんなもので俺たちの夢はバラバラになったりしなかった
俺たちが抱いた切望も、希望も
等しく俺たちの心の中に刻まれていた
誰もが最初からそう思っていたんだ
全てごく最近起こったこと
今、俺たちはあの夢の中に生きている
ずっと昔からそんな夢を抱いていたわけではないけど
今は全てがうまくいっている
実は、そんなに心配することはなかったんだ
さあ、新しいゴールを見つけよう
でも、決して激高してはいけない
いつかみんなが目を開いてくれる
その可能性を信じよう
俺たちが望んでいたのはまさにそれだったんだ
(原詩)
Looking back a few short years
When we made our plans and played the cards
The way they fell
Clinging to our confidence
We stood on the threshold of the goal
That we knew, dear
And though we had our fights
Had our short-tempered nights
It couldn't pull our dreams apart
All our needs and all our wants
Drawn together in our heart
We felt it from the very start
It's all happened recently
Now we're living in that dream
We had not long ago
Everything is going fine
And now we just have to keep in mind
We must set brand new goals
We must not lose control
Of the possibility of finding the discovery
That would let everybody see
That we were just meant to be
青い信念から暴力的な行動を取ったこともある青年が、自らの信念が正しいと思いながらも、自制心を失ってはいけないと歌う歌です。青年から大人への成長を歌う歌といってもいいでしょうか。単純に詩を読めばそういう歌なんですが、2枚目のアルバムで「このアルバムを革命に捧げます」みたいなことをいったり、血塗られてぼろぼろになった星条旗を3枚目のアルバムジャケットに使ったりと反体制の姿勢が色濃かった彼らのこれまでの活動を念頭に置くと、この歌詞は、「いままではちょっと過激すぎたよね。みんながハッピーになるようにしようってのは間違いじゃなかったけど。ベトナム戦争とかも落ち着いてきてるしね。」と歌っているように聞こえます。「Chicago V / Chicago (訳詞)」に「俺たち路線変更するからね。もうノンポリで行くからね。」みたいなメッセージがあると書きましたか、この曲なんかまさにそれです。
(2017年10月 7日 記)