★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
僕は不思議な世界の上に浮かんでいる
それは無情でケバい芸能界という月世界
僕は不思議な世界の上を漂っている
もっと不思議なことに僕には
風船も何もついていないんだ
僕はどんどん上に上っていく
名声という気まぐれな炎に煽られて
チョーク石の丘と子供たちが
僕の足に重りをつけてくれるまでは
チョーク石の丘と子供たちが僕を
かつてのアーミン通りに連れ戻してくれる
僕はもう二度と大地から離れることはない
僕は死んだらどこに行くんだろう
なんてことを知らなくてもいいんだ
僕は柔らかい鉄でできた鈍い刃がついた
スケート靴で薄い氷の上を滑っている
僕は薄い氷の上を滑っている、氷が割れて
落ちた時救ってくれる網もないというのに
僕はどんどん上に上っていく
幸運というサーカスのロープに吊られて
チョーク石の丘と子供たちが
僕の足に重りをつけてくれるまでは
チョーク石の丘と子供たちが僕を
かつてのアーミン通りに連れ戻してくれる
僕はもう二度と大地から離れることはない
僕は死んだらどこに行くんだろう
なんてことを知らなくてもいいんだ
この光景が作られたものだ
ということを知らなくてもいいんだ
これが僕の望んだことなのかどうか
分かる日がこなくてもいいんだ
目に映るものが必ずしも
目にしたいものでなくてもいいんだ
僕はどんどん上に上っていく
空気の抜けた三つのタイヤに乗っかって
でもそれは…
僕は静かな群衆の上を飛んでいく
それは渋々飛んだ大砲の弾のようだった
僕は静かな群衆の上を飛んでいく
長く叶わなかった夢に後押しされて
ここまで上ってきたんだ
僕はどんどん上に上っていく
イカルスは途中でやめれば良かったんだ
チョーク石の丘と子供たちが
僕の足に重りをつけてくれる
チョーク石の丘と子供たちが
不思議なことに僕を完全にしてくれた
チョーク石の丘と子供たちが
(僕は死んだらどこに行くんだろう
なんてことを知らなくてもいいんだ)
もう一度飛び立とう
(繰り返し)
(原詩)
I'm floating over strange land
It's a soulless, sequined, showbiz moon
I'm floating over strange land
And then stranger still,
There's no balloon
But I'm getting higher
Wafted up by fame's fickle fire
'Til the Chalk hills and children
Anchor my feet
Chalk hills and children
Bringing me back to earth
Eternally and ever Ermine Street
Even I never know where I go
When my eyes are closed
I'm skating over thin ice
Upon blunted blades of metal soft
I'm skating over thin ice
While some nonesuch net holds me aloft
But I'm getting higher
Lifted up on lucks' circus wire
'Til the Chalk hills and children
Anchor my feet
Chalk hills and children
Bringing me back to earth
Eternally and ever Ermine Street
Even I never know where I go
When my eyes are closed
Even I never spied
That the scenes were posed
Even I never knew
This is what I'd be
Even eyes never mean
That you're sure to see
Still I'm getting higher
Rolling up on three empty tyres,
'Til the
I'm soaring over hushed crowds
The reluctant cannonball it seems
I'm soaring over hushed crowds
I'm propelled up here
By long dead dreams
Still I'm getting higher
Icarus regrets and retires puzzled
Chalk hills and children
Anchor my feet
Chalk hills and children
Oddly complete
Chalk hills and children
(Even I never know where I go
When my eyes are all closed)
Here I go again
(repeat and fade)
英語版Wikipediaによれば、この曲はアンディ・パートリッジが自分の人生を振り返った曲だそうです。で、「芸能活動は全てフェイクである」と。「僕はどんどん上に上っていく / 名声という気まぐれな炎に煽られて」、「僕はどんどん上に上っていく / 幸運というサーカスのロープに吊られて」｡味わい深い言い回しですね。(2020年12月26日)
誤訳に気がついたのと新しい情報が入ったのとで訳し直しました。「Three empty tyres」は、XTCのメンバー3人のことなんだそうです。それでようやく意味が分かったわ。味わい深い言い回しというと「渋々飛んだ大砲の弾(the reluctant cannonball)」もそうですね。今のこの状態、目指したものではあるんだけれど、意図したものとは違う、そんな感じでしょうか。(2023年11月11日)
(2020年12月26日 記
2023年11月11日 更新)