★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
日曜朝六時、連れ合いに先立たれた二人は
出かけようと門を閉めたのに、まだそこに座っている
礼拝の時間に間に合うだろうか
その日は寒かった、二人はコートのボタンを締めて
原っぱを横切っていった、二人はいつも最後だった
鍵のかかったブランコの横を通り
まだ円形の交差点を曲がるところ
その先で二人は、乳母車を押しながら
家に帰る小さな少女に出会った
アーチのかかった通路で、牧師さんは礼儀正しく
会釈して挨拶した 彼は、神に近い人間
時が過ぎるのはあまりに早い(二日間ではなく、四日間)
二日間ではなく、四日間を振り返り
もういない友のために頭を垂れて祈りを捧げる
お盆の上に2ペンス硬貨を置き
二人は、通路を通り、門を抜け
教会の外でバスを待つ
バスはゆっくり通りをおりていく
(原詩)
Sunday at six when they close both the gates
a widowed pair, still sitting there,
Wonder if they're late for church
and it's cold, so they fasten their coats
and cross the grass, they're always last.
Passing by the padlocked swings,
the roundabout still turning,
ahead they see a small girl
on her way home with a pram.
Inside the archway, the priest greets them
With a courteous nod. he's close to God.
Looking back at days of four instead of two.
Years seem so few (four instead of two).
Heads bent in prayer for friends not there.
Leaving twopence on the plate,
they hurry down the path and through the gate
and wait to board the bus
that ambles down the street.
日曜午前中に教会に行く二人の老人の情景を描いた曲です。二人の老人は性別が書かれていませんが、pairですから夫に先ただれたおばあさんと妻に先立たれたおじいさんでしょう。朝早く起きて、二人でゆっくり教会へ行く。教会では礼儀正しい牧師さんが迎えてくれる。教区では今週もなくなった方がいて、今週のミサも追悼ミサ。ミサの後は、二人でバスに乗って街へ出かけていく。そんな光景でしょうか。メロディも詞も穏やかで、ほのぼのしていていい曲です。ボーカルは、Peter Gabrielではなく、ドラムのPhil Collinsです。
(2018年 6月16日 記)