★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
おまえは今まで、ゆがんだ目で世の中を見てきた
分かるだろう、おまえは学ばなければ
頭をどう使ったらいいかを
おまえは、改心しなければ
争いが始まり、神の言葉を伝える書が読まれ
世の終わりが始まろうとしている
真実が明らかになった、偽りは過去のものとなった
しかし、おまえはそれを信じないという
なぜかと理由を尋ねても
教えてくれる人なんか誰もいないさ
あいつらは、君はひとりぼっちだというだけ
そして、君の頭の中をウソで一杯にするんだ
おまえを痛めつけた連中
そいつらが焼け死んでいくのを見たいだろう
おまえのすぐ後ろで人生の門が閉まった
おまえはもう後戻りすることはできない
おまえは、運命を操る手が
自分を支配することを望んでいる
おまえは今や、明日も命があるかどうかも
気にならなくなっている
なぜかと理由を尋ねても
教えてくれる人なんか誰もいないさ
あいつらは、君はひとりぼっちだというだけ
そして、君の頭の中をウソで一杯にするんだ
(間奏)
おまえはどこに逃げようというのか
おまえにまだできることがあるのか
もはや明日などない
人生がおまえを死に追いやっていくのだ
夢は、悪夢に変わり
天国は、地獄に変わった
混乱は焼き尽くされた
これが全てなのだ
おまえの周りにある全てのもの
それが何かになるとでもいうのか
神は全てを知っている
神は君たち皆を祝福している
さあ、儀式を、血の儀式を
行うべきはそれのみ
生きることは死ぬこと
そして、その死は君のためなのだ
(原詩)
You've seen life through distorted eyes
You know you had to learn
The execution of your mind
You really had to turn
The race is run the book is read
The end begins to show
The truth is out, the lies are old
But you don't want to know
Nobody will ever let you know
When you ask the reasons why
They just tell you that you're on your own
Fill your head all full of lies
The people who have crippled you
You want to see them burn
The gates of life have closed on you
And there's just no return
You're wishing that the hands of doom
Could take your mind away
And you don't care if you don't see again
The light of day
Nobody will ever let you know
When you ask the reasons why
They just tell you that you're on your own
Fill your head all full of lies
(interlude)
Where can you run to
What more can you do
No more tomorrow
Life is killing you
Dreams turn to nightmares
Heaven turns to hell
Burned out confusion
Nothing more to tell
Everything around you
What's it coming to
God knows as your dog knows
God blessed all of you
Sabbath Bloody Sabbath
Nothing more to do
Living just for dying
Dying just for you
Sabbathは、普通に辞書を引くと「安息日」ですが、ここでは「魔女集会(サバト)」のことです。冒頭からYouを責め続ける恐ろしい歌詞が並びますが、サビの部分でいきなり穏やかになって「おかしいのはみんななんだ」と歌われます。曲は、2コーラスを経た間奏の後、別のリフになって、引き続き猛々しい世界が描かれて終わります。ハッピーエンドで終わらせないあたりが、ホラー映画を思わせますが、ここら辺の展開は、この猛々しい世の中は間違いなんだということを基調にしつつ、この世界は変えようと思ってもそう簡単には変わらないといったことを示唆していて、うまいです。説得力のある形で現実を描きながらも、世の中に悶々とする若者の救いになるようなこういった歌詞が欧米で広く長く支持を集める要因の一つかもしれません。バンド名のBlack Sabbathは、「黒の魔女集会」という意味で、それは悪魔の秘密の集まりを思い起こさせますが、彼らが一貫して歌っているのは寧ろ救いにつながる歌で、このバンド名も若干アイロニーというか照れというかそういったものが入っているように思います。
Wikipedia(英語版です)によると、Vol.4の後ギターのTommy Iommiは極度の曲作りスランプに陥ったそうで、この曲のリフを思いついて復活したそうです。Black Sabbathを救ったリフといわれているそうです。
(2018年 4月21日 記)