↑ 「SilverSackのMusic Box」のページへ

↑ 「Going for the One (album) / Yes (訳詞)」のページへ

↑ トップページへ

★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box

♪

 Wonderous Stories / Yes (訳詞)


今朝目を覚ますと、あなたの愛によって
私は川のそばに横たわっていました
私は、身体を引きずって上流の方を向き
元々はあなたを見るために与えられた目を
私の罪を裁く方のほうに向けました
物音がし、言葉を発するのをやめました、でも何の気配もありませんでした
私は祈りました、あなたの不思議なお話を聞くために
ここから旅立ちたたせてくださいと、あなたの不思議なお話を聞くために

その方は、遠くにある理想郷のことも
知っている場所のことも話さず
時間が理由を持って流れている
様々なものが融合した上空にある世界について話してくれました
そして、すぐに私をあなたへ通ずる門の前に連れて行ってくれました
急いで私は時間を確認しました。
さあ、行かなければ、あなたの不思議なお話に間に合うように
あなたの不思議なお話を聞かなければ

聞こえます
聞こえます
聞こえます、あなたの不思議なお話が
聞こえます、あなたの不思議なお話が

信じられないかもしれませんが
私には未来がはっきりと見えました
全てのことが私の脳裏に広がったのです
その時あなたはすぐそばに立っていました
最初はとても注意深く、そしてやがてはるか上空に
あの方の言葉で、私の魂は空へ上っていきました
でも、戻らなければ、あなたの不思議な話を聞くために
再びあなたの不思議な話を聞くために
再びあなたの不思議な話を聞くために

聞こえます、あなたのお話が
聞こえます、あなたのお話が
聞こえます、あなたのお話が
聞こえます、あなたのお話が
聞こえます、あなたのお話が


(原詩)

I awoke this morning
Love laid me down by the river
Drifting I turned on up stream
Bound for my forgiver
In the giving of my eyes to see your face
Sound did silence me leaving no trace
I beg to leave, to hear your wonderous stories
Beg to hear your wonderous stories

He spoke of lands not far
Nor lands they were in his mind
Of fusion captured high
Where reason captured his time
In no time at all he took me to the gate
In haste I quickly checked the time
If I was late, I had to leave to hear your wonderous stories
Had to hear your wonderous stories

Hearing
Hearing
Hearing your wonderous stories
Hearing your wonderous stories

It is no lie
I see deeply into the future
Imagine everything
You're close and were you there to stand
So cautiously at first and then so high
As he spoke my spirit climbed into the sky
I bid it to return to hear your wonderous stories
Return to hear your wonderous stories
Return to hear your wonderous stories

Hearing
Hearing
Hearing
Hearing
Hearing


詩を素直に読むと、死者が神様の話を聞いて、その後懺悔をして罪を許されて天国に行くが、また神様の話を聞きに戻ってくる話のようですが、Wikipediaによれば作者のJon Andersonは、「人生の喜びを歌った歌。緊張した毎日とは対極にあるリラックスした状態。」と語っているようで、別に死後の話に限定した歌詞ではないようです。歌詞に出てくる「あなた」も、神様かといえばそう固定的にとらえる内容でもなくて、私の魂が常に追い求めている抽象的な対象と解釈するのが趣旨にあっているようです。不思議な高揚感を感じる曲調と相まって、非常にスピリチュアルな曲です。イエスの最大のヒット曲は、日本やアメリカでは「Owner of a Lonely Heart」ですが、英国ではこの「Wonderous Stories」でヒットチャートで7位まで上がったそうです。

(2017年10月28日 記)