☆ 恒例の秋保温泉

「秋保温泉 - 「もう一工夫」のおもてなし -」で、秋保温泉にえらく感心したことを書きましたが、なんとなく日本に帰ったときは、秋保温泉に一泊するようになりました。今年の旧正月の休みで日本に帰ったときもまた秋保温泉に行きました。でまあ、その時の様子と感想でも。

と、「2006年2月の秋保温泉」に書きましたが、今年もまた行きました。でまあ、その時の様子と感想でも。

と、「2007年2月の秋保温泉」に書きましたが、今年もまた行きました。でまあ、その時の様子と感想でも。(って、いい加減にした方がいいか。)

☆ 2008年3月の秋保温泉

秋保温泉でチェックしたい旅館で泊まっていないのは、「蘭亭」と「瑞鳳」なので、今回はどちらかにしたかったのですが、「蘭亭」は、予約一杯で取れず、「瑞鳳」は、手ごろな価格のプランが夕食バイキングで、うちらのイメージとちょっと違うかな、ということで、「岩沼屋」にしました。「岩沼屋」は、これまで3回ほど利用したことがあって、私も最もいい印象を持っているところです。

今回、泊まりたいということで、「蘭亭」と「瑞鳳」のWebサイトは結構つぶさに見たのですが、その印象を少し。「蘭亭」は、女性客を特にターゲットとしているような印象を受けました。Webサイトは淡いピンクを基調にしていて女性向きのデザイン、宿泊プランなども女性が喜びそうなエステ、リラクゼーションをかなり前面に押し出したものなどを揃えていました。「瑞鳳」は、かなりコストダウンに腐心している様子でした。タクシー送迎付きプランが\12,500/人でありました。夕食がバイキングだったので、ボツにしましたが、夕食にこだわらなければ、これは破格のプランだと思います。それからテレビでは\9,600/人なんてプランも紹介していたので、とにかく値頃感を狙っているのが、「瑞鳳」の戦略だろうと思いました。

でも、この値頃感というのは、実は「瑞鳳」に限らずかなり全般的な傾向なんですね。今回泊まった「岩沼屋」でも\13,650/人というプランを出していました。(実は今回利用したのはこのプランです。)で、「岩沼屋」でこの価格というのはかなりの破格なんですね。という感じで、2006年2月には「『同じ価格でより豪華なサービス』へ移ったという感じです。ここら辺やっぱり景気が回復しているということを反映しているのでしょうか。」なんて書きましたが、今回は逆ですね。石油の高騰を引き金にして、諸物価高騰で、消費が渋くなっているのを反映しているように思います。

☆ 今回泊まった旅館「岩沼屋」

さて、今回泊まった「岩沼屋」です。気がついたサービスですが、

• VIPチェックイン。今回は、仙台駅からの送迎バスを利用したのですが、旅館に着いたところで、ロビーに通されてお茶の接待を受けました。で、そこで、若女将が一テーブル一テーブルを全て回ってチェックインしてくれました。
• 部屋のグレードアップ。長生館だったのですが、6人組だったので、長生館のスイートになっていました。洋間に和室2室、岩風呂付きという部屋で、私の両親は非常に感激していました。私が感心したのは、旅館側の言い方。部屋に通されるときにサラッと「アップグレードしておきました。」と告げられました。アップグレードの内容は、小幅ながらも適切、告げ方も自然で適切でした。
• 母の誕生日だったので、夕食の時にささやかな誕生会を行ったのですが、その時にシャンパンをサービスされました。

といったところで、今回もいろいろと新しい心配りがありました。

「岩沼屋」は、4年ぶり位なのですが、王道を行っていると思います。浴場は、有料の家族風呂以外は大浴場一ヶ所なのですが、恐らくは秋保温泉で最大の規模で、更に露天風呂も隣接しているので、開放感たっぷりだし、リラックスできます。いろいろな浴場を揃えるのもいいのですが、一泊でそんなに何度も風呂に浸かれるわけでも無し、結局はこういった全て揃った大規模の浴場一ヶ所の方が満足度が高いんですね。その他、応対の丁寧さと気さくさのバランス等々もあって、私にとってはここがベストだと思います。

まだ、回り切れてませんけど、結構網羅したので、行ったところの一言コメントなど。

佐勘

湯元に相応しい重厚なもてなし。本格派。

岩沼屋

オーソドックスなそつのないもてなし。王道派。

緑水亭

明るく進取に富んだもてなし。先進派。

華の湯

実直で誠実なもてなし。堅実派。

ま、どこもレベル高いです。

☆ ネット上の関連情報

岩沼屋

(2008年 4月 4日　記)