インドネシアのバリ島に行ってきました。今年は、清明説とイースターがつながって五連休になりました。滅多にない機会なので、やることが尽きない場所ということで、バリ島を選びました。バリ島のヒンズー文化は、結構奥深く、はまってしまう人も多いと聞くし、ビーチリゾートの老舗でもあるので、文化的、水遊び的に、決してネタ切れにはならないだろうと思ったわけです。で、旅行を終わった感想としては、非常に満足度の高い旅行になりました。バリ島が想像通り豊富な観光リソースを持つ場所だったことが、最大の要因ですが、事前準備を周到に行ったこともかなり貢献したと思います。そこら辺も取り混ぜながら、書き進めようと思います。

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1. バリのビーチリゾート -サヌール地区-
2. バリの観光地
3. バリの水遊び
4. バリの旅行会社

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☆ サヌールの印象

今回は、滞在地は、いくつかあるバリのビーチリゾートの中で、サヌール地区を選びました。バリのリゾート地というと大体、a) クタ・レギャン地区、b) ヌサドゥア地区、c) サヌール地区になりますが、ガイドブックを読んだ印象では、

クタ・レギャン地区

バリリゾートでもっとも賑やかな地区。プーケットでいえば、バトンビーチのような地区。

ヌサドゥア地区

インドネシア政府の主導で開発されたリゾート地区で、インドネシア人が自由に出入りできない。バリ人の生活からは隔離されたリゾート地区。プーケットでいえば、ラグーナ地区のような所。

サヌール地区

最も古くから開発されたリゾート地区で、欧米人が多く、落ち着いた雰囲気。プーケットでいえば、スリンビーチのような地区。

といった感じと理解しました。「現地の生活も見てみたい」といううちらのスタンスからするとクタ・レギャン地区という選択になるのですが、いろいろと調べた印象では、バリの治安は、プーケットより悪そうで、セブをイメージさせる感じだったので、安全策をとってサヌール地区ということにしました。(一般的にはヌサドゥア地区が最も観光客が多いようですが、うちはその選択はなかったわけです。)

サヌールの印象は、文字で表せば、上に書いたガイドブックからの印象通りだったのですが、実際はそれ以上にしっくり来ました。通りを歩いていると店の人は、まず日本語で「こんにちは。お元気ですか。」と声をかけてくるし(これはバリどこでもそうかもしれませんが。)、人通りが少なく落ち着いていて静かだし、スーパーマーケットや寺院があってバリ人の生活のにおいはするしで、とにかく気に入ったのです。時間が余れば、サヌールの街を歩いていました。

☆ サヌールの街並み

私たちが泊まったのは、Peneeda View Beach Resortで、南北に約3kmに渡って延びているサヌール地区のほぼ真ん中にあります。私たちが主に歩いたのは、このホテルから北に歩いて10分くらいの所にあるHerdy'sというスーパーマーケットの間の所です。うちらのホテルの南にはバリ・ハイアットがあるのですが、この付近は店も何にもありません。バリ・ハイアットを過ぎるとちらほら店もあるのですが、余りしゃれた店もなかったし、賑わってもいなかったように思います。北の方は、逆に高級そうな店もちょくちょくあったり、人通りも多かったりで、サヌール地区は、北高南低のようです。

Herdy'sは、とにかくよく行きました。スーパーマーケットですが、恐らくバリ人にとってはかなり高級なところという位置づけのようで、客層は欧米人が多く、バリ人はそれほど多くなかったように思います。品揃えは、

• 1F 化粧品、食料品、玩具、装飾品、電化製品
• 2F 洋服、絵画、履き物
• 3F おみやげ物

といったものでした。うちらは、ほぼ毎日行きました。夜ホテルの部屋で食べたり飲んだりするものを調達したり、おみやげ物を買ったり、しました。スーパーに行くとやはりその土地の生活の特色のようなものが見えるので、おもしろいです。このHerdy'sには、マッサージ屋があったので、入ってみました。「足裏マッサージ - Rp30,000.00/1時間」ということで、安い(1時間450円、北京より安い)ということで、入ってみました。足裏マッサージというと中国、香港を思い出しますが、それと技術的にも遜色なかったと思います。バリ空港の出発ロビーの免税店街にもマッサージ屋が7店舗くらいあって、結構バリでもウリにしているようです。

☆ サヌールの飲食店

夕食は、4日間ともサヌールで取りました。オプショナルツアーの夕食の場所がたまたまサヌールだったからという偶然もありますが、サヌールが気に入ったので夕食はサヌールでゆっくりしようと決めていたからです。記憶の範囲で、コメントします。ホテルの前から北に行った順番です。

Melanie

インドネシア料理がメインですが、欧米人向けに西洋料理も出せますという店です。大人2人、子供2人の4人で、夕食Rp200,000(3000円程度)という価格帯です。行っていないので、お味はわかりません。

Colliander

元々は、タイ料理屋だったようですが、インドネシア料理も出します、西洋料理も出しますとなって、何でもありになったようです。価格帯は上のMeranieと同じく4人でRp200,000(3000円)程度です。三日目の夕食をこちらで取るかMelanieにするか迷ったのですが、西洋料理のバリエーションがこちらの方が豊富だったので、こちらにしました。味はまあまあだったと思います。

Lumut

インドネシア料理を中心に西洋料理も出しますという感じです。こちらは、結構価格帯が高く、4人でRp330,000(5000円程度)という価格帯です。高いと思ったので、行きませんでした。よって、味もわかりません。

Barracca

オープンスタイルのイタリア料理店です。白壁のしゃれた作りですが、殆どお客が入っていませんでした。価格帯も未チェックです。

Ryoshi

日本料理屋です。バリで日本料理など食う気もなかったので、店構えを見ただけです。価格帯も見てません。バリ風の建物で日本料理屋というのが、ちょっと私には違和感があったのですが、欧米人の客で賑わっていました。

Penjor

初日にバリダンスを見に行きました。バリダンス込みでRp330,000(5000円)程度なのですが、食事はかなり悲惨です。バリダンス鑑賞の手段としては、お薦めできますが、食事どころとしてはちょっと躊躇します。バリダンス鑑賞の拠点としては、別ページで説明します。

The Village

人気のイタリア料理屋ということで行ってみました。他のレストランとは違い、殆どバリの雰囲気を感じさせない西洋風の現代風の建物です。価格帯は、4人でRp400,000(6000円)程度でした。非常にしゃれた感じの店なので、イタリアンの気さくさが余り感じられず、私は余り気に入りませんでした。でも、この店が6000円とかいうと例えばコタ・キナバルのリトル・イタリーと価格は大差なく、店の格はこちらが圧倒的に上ということになるんでしょうから、これはこれでいいんでしょう。かなりテーブル数の多い店ですが、賑わっていました。味も良かったです。

イタリア料理店以外は、もうどこもアジア料理も西洋料理も出しますというノリになってます。サヌール地区はお客さんが少ないようなので、勢い何でも屋さんになってしまうんでしょう。コストパフォーマンスは他のリゾートと比べるとかなり高いと思います。プーケットはほぼ日本と同じような値段だったし、コタキナバルもそんなに安くない印象。安いと思ったセブもここと同等かそれより高いレベルだったと思います。そのレベルでして、それでいて道を歩けばレストランがずらっと並んで、選び放題という状態なので、満足度高いと思います。

半分推測になりますが、洗練された料理を期待するのであれば一人Rp100,000.00(1500円程度)、味はそこそこでいいというのであれば、Rp50,000.00(750円程度)という感じになると思います。屋台に行けばもっと安く済むんでしょうが、今回は避けました。

☆ 今回泊まったホテル Peneeda View Beach Hotel

今回泊まったホテルは、先にも書きましたが、Peneeda View Beach Hotelです。バリ島の東には、ペニーダ島とレンボンガン島の二つの島があるのですが、この二つの島を正面に眺めるホテルということで、つけられた名前だと思います。中にあるレストランがもう一つの島の名前レンボンガン島を取ってRestaurant Lembonganとつけられています。南国らしいコテージタイプの部屋がいいということと、前回のプーケットで寝室二部屋のゆったり感の虜になったので、その希望を満たせるところということで、ここになりました。(第一希望は、Gezeboだったのですが、希望のコテージタイプがなく、Peneedaになりました。)

部屋数50位のこぢんまりとしたホテルです。ホテルの施設は、・レストラン(海辺)、・プール、というところで、必要最小限です。プールも下手したら、温泉の大浴場の方が大きいと思えるくらいの規模なので、泳ぐというよりは、プールサイドで寝ころぶためのものと考えた方が良いでしょう。他のビーチリゾートと違うのは、ホテルのビーチで泳げないこと。すごい遠浅で、干潮時は数百メートル先まで引きます。満潮時も大した深さにならないし、波もないし、結構海草が生えてるしで、寝ころぶためのビーチです。

(2007年 4月21日　記)