子供の受験生活も一段落し、若干余裕モードになり、また、どこか行こうかということになったのですが、結局バリにしました。海ばかりではやっぱり間が持たないし、文化の香りがするところ、街歩きして楽しそうなところ、というと、やっぱりバリしかないという結論になったのでした。今回は、二回目ということで、前回との比較で、書いてみようと思います。

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1. 4月のバリ、8月のバリ
2. クタとサヌール
3. バリダイナスティとペニーダビュー
4. 今回新しく行った観光スポット

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☆ バリのベストシーズンはいつ?

東南アジアのビーチリゾートに旅行する場合、ベストシーズンは、「乾期」ということになっていると思います。北半球にあるビーチリゾートの場合、多くは日本の冬の時期がベストシーズン、南半球にある場合は夏の時期がベストシーズンにいわれています。今回、うちらは8月に旅行しようということになったのですが、そうすると候補は、a)南半球にあるバリ、か、b)北半球にあって例外的に日本の夏が乾期になるコタキナバル、か、の二つに絞られてしまいます。冒頭になんだかんだ書きましたが、実は気候の関係でこのどちらかに絞られてしまうのです。

バリの場合、乾期は4月から10月ということになっていて、ここがベストシーズンということになっています。前回行った4月は、乾期と雨期の端境期ということで、ベストシーズンかどうかは微妙なところもあったのですが、今回は8月、ベストシーズンまっただ中ということで、期待はかなり高まっていました。いろいろ調べたことを総合すると「昼は31℃前後、夜は23℃前後、湿度は比較的低く、晴天の日が多い」ということで、海遊びはできるし、夜は過ごしやすいし、雨でスケジュールを狂わされる確率は低い」ということになります。これは良いことずくめですわな。

で、行ってみての結果です。行っていた五日間、ほぼ毎日晴天でした。夜になると涼しい風が吹いていて、街を歩いていても全然暑くなく、香港から行った私は避暑に来たのかと勘違いするほどでした。ただ、一つ盲点がありました。水遊びは、ちょっとしんどいのです。ウォーターボムではウォータースライダーでの遊びが主になるのですが、湿度が低い関係で、身体がかなり冷えます。流れるプールに浸かりっぱなしであれば、それほど辛くないのですが、ウォータースライダーやって、しぶきで濡れた身体で、ウォータースライダーまで歩いていくというのはかなりきつかったです。もう一つは水温が低いこと。シュノーケルツアーにも参加したのですが、この時の水温が22℃。ちょっとこの温度はしんどかったです。昔々、青森県の八戸市の海水浴場で海水浴をしたことがあったのですが、その時の水温が19℃。この時、20分も水に浸かっていられなかったことを思い出しました。

前回の4月は、部屋から一歩外に出るとメガネが真っ白に曇るくらい湿度が高かった、夜も蒸し暑かった、五日間で一度スコールに合った、水遊びはいつも快適だった、といった感じだったのですが、データを見ると「昼は33℃前後(一年で最も暑い)、夜は25℃前後」なので、最も暑い時期でした。この2回の経験からすると、「水遊びなしなら8月がベストなんだろうけど、水遊びを入れるとすると、きっと、5月のゴールデンウィークあたりがベストシーズンなんだろうなぁ。」と思ってます。

☆ 2007年のバリと2009年のバリ

前回のバリが2007年4月で、この間、二年四ヶ月が過ぎ去ったわけですが、この間変わったことについて。

金融危機でお客さん減っているかなと思ったら、全然そんなことはないですね。日本も円高で海外旅行者は増えているということですが、インドネシアはルピー安で、全世界に対して値頃感がででいるということになるのでしょうから、減るはずはないのかも知れません。ま、8月がピークシーズンだから4月と比較してもしょうがないという事情もあるのかも知れませんが。それはともかく、ルピー安ですが、前回の記事だと大体Rp.1,000=.-JP￥15.-位で計算していましたが、今回はRp.1,000.-=JP￥10.-位になるので、円ベースだと物価が2/3になったということになります。これは、大きい。

あと、気がついたのはセキュリティチェックが厳しくなったことですね。ホテルに入るとき、徒歩でも持っている鞄はセキュリティチェックを受けます。ホテルの敷地に入る車は、ボンネットの中とか、ボディの下などをチェックされます。先日、ジャカルタでテロがあった所だし、そんなこともあるのかも知れないと思いました。(といいつつ、クタは前から厳しかったよ、といわれると、それまでになってしまいますが。)

後は、いろいろな人の対応がしっかりするようになったような気がします。物売りは大してしつこくないし、店員は勘定をごまかさないし、出来もしないことを空約束しないし、なんか、タイなんかよりも民度が高い印象を受けました。通貨の両替は、ちゃんと金額を電卓で見せてくれて、それ相応のルピー紙幣を一枚ずつ出してくれたし、足裏マッサージ予約するときも、こちらが4人だというと、うちは一度に二人しかできないというし(香港はできなくてもできるということが多かったりするので、こんなん聞くと香港より民度が高い感じになります。)ネットで情報を漁ると結構あくどいケースが多く報告されていて、更にクタはサヌールより酷い(物売りはしつこい、勘定はごまかされる)という印象で、身構えていったのですが、それに比べるとうちらが経験したのは、極めてリーズナブルで、しかも前回サヌールよりもしっかりした対応で、そこら辺、良くなっているんだろうなと思います。

(2009年 8月16日　記)