★ [SilverSackの自画自賛] 私、バドミントンの味方です
8月22日から28日にかけて、世界選手権が開催されました。日本での開催は初めて。日本のバドミントンの大会で有観客での開催というと、コロナ前まで遡るんじゃないでしょうか。ひさびさに盛り上がったのではないかと思います。
| 優勝 | 準優勝 | ベスト４ | |
|---|---|---|---|
| 鄭思維/ 黄雅瓊 (中国) (第1シード) |
渡辺勇大/ 東野有紗 (日本) (第3シード) |
王懿律/ 黄東萍 (中国) (第4シード) |
マーク・ラムスフス/ イザベル・ローハウ (ドイツ) (第9シード) |
シードダウンは3ペアでした。第10シードのクリスチャンセン/ボイイ(デンマーク)が日本の山下/篠谷に2回戦敗退、第12シードの金子/松友(日本)がシンガポールのテリー/ジェシカに2回戦敗退、第16シードの張徳正/呉詠瑢(香港)がインドネシアのクシャヤント/クスマワティに2回戦敗退でした。張徳正/呉詠瑢が24位、クシャヤント/クスマワティが44位なので、ここら辺は下克上と呼べるかどうか微妙なとこです。
もう2試合は日本人ペアが絡んでいますが、まず殊勲から。山下/篠谷は、1回戦も放映されたのですが、篠谷のレシーブがよかったですね。男子のスマッシュも比較的余裕を持ってショートリターンができ、これが攻撃に転じるきっかけになっていました。逆に金子/松友は精彩を欠いていました。女子ダブルスだとあれだけ簡単に相手を追い込める松友が全くラリーを支配できない。金子の攻撃も効かない。更にコンビネーションがボロボロと、ちょっと信じられない内容でした。終盤は金子が走らないスマッシュを無理に打ち続けるとか、ちょっと見ていて辛い内容でした。
メダリストは、鄭思維/黄雅瓊、渡辺/東野、王懿律/黄東萍、マーク・ラムスフス/イザベル・ローハウの4組です。普通なら四天王の一角、プワバラヌクロー/タエラッタナチャイが入ってくるはずですが、3回戦でラムスフス/ローハウに敗れました。信じられませんが、テレビ放映がなかったので、なんともコメントできません。
3回戦は、先のプワバラヌクロー/タエラッタナチャイの敗退以外は特に番狂わせ的な勝負はありませんでした。ジケル/デリリュー(第7シード)vsゴー・スーンホワット/ライ・シェボンジェミー(第11シード)は、ゴー/ライペアが勝ちましたが、実力はゴー/ライペアの方が上だと思いますし。
準々決勝では、鄭思維/黄雅瓊、渡辺/東野、王懿律/黄東萍は、危なげなく勝ちました。まあ、このペアがベスト4に残らないことの方が事件です。それだけ実力が抽んでてます。もう1試合は、香港の鄧俊文/謝影雪(第6シード)とラムスフス/ローハウの試合になったのですが、なんと2-1でラムスフス/ローハウが勝ちました。ちょっと意外でした。第2シードを破っただけのことはあったのでしょう、テレビ放映されなかったのでわかりませんが。
鄭思維/黄雅瓊vs王懿律/黄東萍は、21-16/12-21/21-10の2-1で鄭思維/黄雅瓊が勝ちました。鄭思維/黄雅瓊は、ここまで33連勝中、絶好調でしたが、その通りの試合でした。王懿律/黄東萍もスピードがありますから一方的にはなりませんが、ま、負けるわけないよね、という試合でした。1ゲーム取られたのはコートの有利不利が大きかった関係ですかね。
渡辺勇大/東野有紗vsラムスフス/ローハウは、21-8/21-6の2-0で渡辺/東野が勝ちました。一方的な試合で、あなた、ホントにプワバラヌクロー/タエラッタナチャイと鄧俊文/謝影雪を破って上がってきた選手？と聞きたくなるほどの内容でした。
鄭思維/黄雅瓊vs渡辺勇大/東野有紗は、21-13/21-16の2-0で鄭思維/黄雅瓊の勝利でした。ちょっと歯が立たなかったですね。東野が狙われて点を取られるシーンが目立ちました。やっぱり東野のレシーブの調子は勝敗を分ける大きな要因です。
世界選手権では鄭思維/黄雅瓊に敗れた渡辺/東野ですが、翌週のジャパンオープンでは雪辱しました。更に鄭思維/黄雅瓊の連勝を38連勝で止めたという。これは気合いの勝利でしたか。ちょっと鄭思維/黄雅瓊のパフォーマンスが落ちているような気もしましたが。さて、決勝は苦手の王懿律/黄東萍ではなく相性のいいプワバラヌクロー/タエラッタナチャイが相手だったので、優勝間違いなしと思いましたが、また準優勝に終わりました。第2ゲームにマッチポイント2回取ったんですが、ダメでした。渡辺って以外とあがり症なんですよね。それとも私たちをじらしている？
渡辺/東野、金子/松友、山下/篠谷以外に緑川/斉藤が出場しました。1回戦は、フランスのデリュー/へリューに勝ちましたが、2回戦はラムスフス/ローハウで1-2で敗れました。放映がなかったので、内容は分かりませんが、スコアを見る限り善戦したんじゃないでしょうか。
ドロー、試合結果等のデータは以下のURLを参照してください。
https://www.tournamentsoftware.com/sport/tournament/draw?id=9BC6D676-3D48-4551-BF0A-2631BE8105A1&draw=6
(2022年 9月10日 記)