1. Roundabout

(翻訳はこちら)

2. Cans and Brahms

(Instrumental)

3. We Have Heaven

(Instrumental)

4. South Side of the Sky

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5. Five Percent for Nothing

(Instrumental)

6. Long Distance Runaround

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7. The Fish

(Instrumental)

8. Mood for a Day

(Instrumental)

9. Heart of the Sunrise

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YESの4枚目のスタジオアルバムです。3枚目でギターがピーター・バンクスからスティーブ・ハウに、このアルバムでキーボードがトニー・ケイからリック・ウェイクマンに変わったのですが、アンサンブル的には、このメンバーがベストだったと思います。私の勝手なたとえですが、リック・ウェイクマン - 甘味、スティーブ・ハウ - 酸味、クリス・スクワイヤ - 渋味、ビル・ブラッフォード - 苦味、ジョン・アンダーソン - 旨み、とメンバーそれぞれに味があって、このFragileは、そのバランスが絶妙でした。ビル・ブラッフォードは、次のアルバムを最後に脱退してしまうのですが、そのClose to the Edgeは、ビルの味の苦み渋みがなくなって、甘酸っぱさ中心になって、重厚さ、深さが薄らいだように思います。このアルバムは、アメリカでロングセラーになり、シングルカットしたRoundaboutもヒットしました。英国のヒットチャートで一番上まで上ったのはTales from Topographic Oceans(1位)、米国のヒットチャートで一番上まで上ったのはClose to the Edge(3位)ですが、一番売れたのはこのアルバムです(200万枚越え)。
歌詞は、前作The Yes Albumに比べると抽象度が増して哲学的になったともいえますが、The Yes Albumは、反戦だったり、自然への敬意だったり、メッセージ性を持った歌詞が多かったので、進歩なのかどうなのかは微妙なところかもしれません。(2018年 5月26日)

(2011年 7月 2日　記
2018年 5月26日　更新)