★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
(Instrumental)
Premiata Forneria Marconiの世界向けのアルバムの二作目であります。ELPが作ったレーベル「マンティコア」のELP以外の最初の契約アーチストがこのPremiata Forneria Marconiで、彼らはこの契約で世界進出を果たそうとしたのです。一作目は、かなりイタリア色の強い内容だったのですが、この二作目は、イタリア色-3割、アングロサクソン色-7割といった感じでした。次のChocolate Kingsは、更にアングロサクソン色が強くなり、四作目のJet Lagは、ガラッと変わって、ジャズ色の濃い内容になりました。四作品を並べてみると、なんか、同じバンドの作品とは思えないくらい振れ幅が大きいです。なんとか売れようと試行錯誤していたんでしょうね。この二作目は、イタリア色と国際色のバランスが絶妙で、非常に味わい深い作品です。聞き始めた頃はスッとは理解できなかったんですが、今は彼らの中では一番の愛聴盤です。
英語の歌詞は、彼らが書いたのではなく、Pete Sinfieldの手によるものなので、内容もPete Sinfieldの思想が反映されたものと考えるべきでしょう。
(2019年11月30日 記)