★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
経緯は、よく知りませんが、1974年にYESがアルバム「Relayer」を発表した後、メンバー5人がそれぞれソロアルバムを発表することになったのですが、その時にベーシストChris Squireのソロアルバムとして発表されたのが、この「Fish out of Water」です。Jon Anderson, Steve Howe, Alan Whiteのアルバムは各個人の趣味が反映された余り売れることを想定せずに作ったのだろうと思うような内容だったのですが、Patrick MorazとChris Squireのアルバムは結構な力作で、特にこのChris Squireのアルバムは出来がよく、当時YESのメインのソングライターはJon Anderson/Steve Howeのコンビと思っていたのが、いやChris Squireもなかなかじゃんと思わせたのでした。まあ、本人もそのつもりで作ったんでしょうが。
「Fish out of Water」は、「環境が変わって実力を発揮できない人」とか「場違いに感じて気まずい思いをしている人」とかいう意味ですが、ここまで出来がいいアルバムを作っちゃうと、ちょっと謙遜を通り越して、イヤミにも聞こえますね。Chrisくんにはそんな気は毛頭ないでしょうが。あと、「Fish out of Water」には別の意味も込めてます。「Fish」は実はChris Squireのニックネームなのですが、そう読むと「Water」は当然にYESのことです。で、「YESの外に出たChris Squire」という意味にもなっていると。山田くん、座布団一枚あげといて。
(2020年 5月30日 記
2020年 7月 4日 更新)