1. Hole in the Sky

(訳詞はこちら)

2. Don't Start

(Instrumental)

3. Symptom Of The Universe

(訳詞はこちら)

4. Megalomania

(訳詞はこちら)

5. The Thrill of It All

(訳詞はこちら)

6. Supertzar

(Instrumental)

7. Am I Going Insane (Radio)

(訳詞はこちら)

8. The Writ

(訳詞はこちら)

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ブラックサバスの6枚目のアルバムです。この頃、バンドは前のマネージャーと係争状態にあって、音楽活動が思うように進まず、まるで妨害されているようだったので、Sabotage(妨害)というタイトルにしたそうです。狂気を感じさせる鬼気迫る内容とプログレのテイストも入れた重厚な音作りで、私はParanoidに次ぐ名作だと思っています。Rolling Stones誌でも「Paranoid以来の傑作」と評価されましたが、アメリカでは余り売れなくて、ヒットチャートでの最高位は28位、販売枚数も初めて100万枚を切る結果になりました。ちょっと懲りすぎたのかなぁ。(2018年 7月21日)

訳し終わりました。「Symptom of the Universe」とか「The Thrill of It All」とか自由と明るい未来をテーマにした曲もありますが、「Hole in the Sky」、「Megalomania」、「Am I Going Insene」、「The Writ」は、狂気をテーマにしていて、アルバム全体のテーマは狂気です。アナログレコードでいうとA面最後の「Megaomania」、B面最後の「The Writ」は、主人公の悪魔、狂気との壮絶な戦いを描いていて、力作です。全体として緊張感が高く、曲調も凝っていて、単なるヘヴィメタルに留まらない内容です。やはり傑作だと思います。狂気との戦いは、最終的には狂気が勝利し、それはBlack Sabbathの強い現状批判の表れではあるんですが、セールスがイマイチだったのはそこら辺の後味が受け入れられなかったからかもしれません。(2018年10月13日)

(2018年 7月21日　記
2018年10月13日　更新)