★ [SilverSackの自画自賛] SilverSackのMusic Box
世界で最大の成功を収めたヘヴィメタルバンドの一つ、Judas Priestの三枚目のアルバムです。日本では、セカンドアルバムの「Sad Wings of Destiny(邦題:運命の翼)」が伊藤政則氏の絶賛を浴び、注目を集めていました。イギリスではチャートで23位まで上がり出世作になりましたが、アメリカでは100位にも入らずまだまだでした。じつは、この時期、このバンドにはドラマーがおらず、連れてきたのが、孤高の超絶技巧ドラマー、Simon Phillips。ハードな中にも知性を感じさせる内容は、彼のドラムによるところ大でしょう。Judas PriestのアルバムのMy Best Favoriteは、これです。Let Us Prey、Dissident Addressorのドラムプレーなど、他のドラマーではできませんよ。まあ結果、この曲はライブではできないわけですが。いかん、Simon Phillipsが好きすぎて、そっちが主役になってしまった。いかん、いかん。
訳し終わりました。やはり、ロックは抑圧との戦いなんですね。1曲目、Sinnerで歌われる罪人は、自由を抑圧し、第三次世界大戦を起こしかねない東側社会の指導者、ラストナンバー、Dissident Aggressorのテーマは、ベルリンの壁との戦い。ここでは何度となく国民の蜂起を力で押さえつけた東側社会からの解放が歌われています。
(2019年 7月13日 記
2019年11月 9日 更新)