この「Demon and Wizards」は、1972年にリリースされたUriah Heepの4枚目のアルバムです。出世作の前作「look at Yourself」(1971年)から「Return to Fantasy」(1975年)までがUruah Heepが売れていた時期ということなると思いますが、この「Demon and Wizards」は、300万枚売れたようで、恐らくこのバンド最大のヒットでしょう。Uriah Heepは、当時はBlack Sabbathあたりと一緒にへヴィロック(へヴィメタルじゃないですよ)にカテゴライズされていたのですが、このアルバムは結構アコースティックで、評論家受けはいまいちだったのでした。当時は、プログレッシブロックの興隆期で、彼らもそれを狙ったのだと思いますが、今聞き返してみても、それは正解だったと思います。「Circle of Hands」は名曲だと思うし、アルバム最後の「The Spell」は、曲調、構成等、よく考えられた出来です。
(2011年 1月23日 記
2017年 4月29日 更新)